さて、北陸でガンガン契約が取れて今後の飛躍の足掛かりになると思っていたのですが、想像していなかったアクシデントが起こって半分近い契約先から契約を取り消されてしまいました。
その原因とは、担当者の契約変更でした…
退職による担当者の変更
営業会社というのは数字が全ての世界ですから、業績が悪い営業マンがいつまでも座っている場所はありません。というか、ほとんどの営業マンが居心地が悪くなって自ら去っていきます。
逆に言えば、数字さえ上がっていれば辞める人はそうはいません。
しかし、コンサル担当のKさんは違いました。
※ Kさんがどんなタイプかについて書いた記事
【参考】コンサル担当として新人を迎え入れたのですが… BHS第47回
紹介でもらった北陸の案件すべてを担当することになったKさんが、数字が上がっているにも関わらず突然会社を辞めたいと言ってきたというじゃないですか!
「せめてこの案件を終わらせてからにして欲しい」という会社の意向に対しても「この案件を引き受けたらしばらく辞められなくなる」という理由で突っぱねられました…
私は、大物社長さんの信用のもとお会いする機会を頂き、契約まで漕ぎつけた紹介先の社長のみなさんに対して本当に申し訳ない気持ちになりました。
また、大物社長さんと一緒に紹介先を回った1週間、コンサル担当のKさんと打ち合わせで回った1週間が無駄になるだけでなく、新しい担当者と一緒に担当者変更の報告とお詫びで回る1週間の3週間も北陸に時間を使うことになります。
フルコミッションで売上がなければ収入がない条件で働いていましたので大問題です。
「これで、全部こけたらどうしてくれるんだ?」
もう、私の怒りは頂点に達していました。
担当者の変更で契約の半分が取り消しに…
後任の担当者Nさんと北陸に向かって東名高速や北陸自動車道を6~7時間。
お互いに創業メンバーで気心知れているのでバカ話をしていましたが、私の心はどんより曇っていました。
「『紹介だから』と信用してくださった社長のみなさんに心配をかけるだけでなく、紹介してくださった大物社長に恥をかかせてしまうことになる…」
その日の宿泊先につくと、時間が遅かったこともありますがロングドライブに加え精神的な疲れも合わさってすぐに寝てしまいました。
そして、翌日。
いきなり厳しい現実が待っていました。
紹介して頂いた中で最も大手の会社との契約が取り消しになってしまったのです。
初めてお会いしたときや、コンサル前の打ち合わせでは本当に和やかな雰囲気だったのですが、突然の担当者の変更に不信感を抱いたのでしょう。
明らかに先方の社長の顔は曇っています。
ただ、私は何が何でも説得しようという気にはどうしてもなれません。
考えてみれば、知り合いの社長の紹介とはいえ、いきなり東京から訪ねてきたベンチャー企業の営業マンの話を信用してくれた方に対して、ゴリゴリ粘る気にはどうしてもなれなかったのです。
こんな感じで、契約先の半分が取り消しになってしまいました…
本当に苦い記憶です…
営業マンのみなさんに言いたいことがあります。
辞めることになるのは仕方のないことですが、無責任な辞め方はしないようにしてください。
そんなことをすれば、巡り巡って必ず自分に跳ね返ってきますよ。