先日、オックスフォード大学が「あと10年で無くなる仕事」という発表をしました。
かなりショッキングだったので覚えている方も多いのではないでしょうか。
営業マンの中には「じゃあ、営業はどうなっちゃうんだろう…」って心配な方も多いと思います。
そこで今日は10年後に無くなる仕事は多いが営業は!?というテーマでお話します。
営業の仕事も例外ではない!?
まず、以下の引用をみてください。
「コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進む中で、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に代わられようとしています。たとえば、『Google Car』に代表されるような無人で走る自動運転車は、これから世界中に行き渡ります。そうなれば、タクシーやトラックの運転手は仕事を失うのです。
出典:オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
元記事も興味深いので、読んだことがない方は是非読んでみて頂きたいです。
さて、米国労働省のデータに基づいて、オックスフォード大学が702の職種について調べたところ、47%が今後10~20年の間に自動化されて無くなるいう予測を発表するに至りました。
考えてみれば、今でこそ駅は自動改札になりましたが、昔は駅員が切符を切っていたわけで。
それにより昔より駅員の数は必要なくなりましたよね。
今後、どんどんコンピューター化がすすむと…
例えば自動翻訳機能が向上すれば通訳の仕事が必要なくなるかもしれませんし、クラウドの会計システムが進化し続ければ、税理士の仕事が必要なくなるかもしれません。
従来コンピューターが得意としていた「単純作業」の範囲を大幅に超えた仕事が人間から奪われる可能性が大きいのです。
では、営業の仕事はどうでしょうか?
結論から言えば、営業の仕事もコンピューターや機械にとって代わられるでしょう。
事実、「欲しいものはネットで申し込む」というのが当たり前になっていますよね。
わざわざ知らない他人である保険の外交員などの営業マンを家に招かなくても、インターネットから簡単に保険が申し込めてしまうわけです。
ですから、営業の仕事は既に影響を受けているというのが正しい見解だと思います。
営業マンが将来生き残るために
ですから、営業マンのあなたのライバルは机を並べている同僚ではなく、コンピューターとも言えます。
では、どうしたら営業マンとして今後も生き残ることが出来るのでしょうか?
その鍵は「知識」や「ロジック」ではなく「感情」や「モチベーション」にあると思います。
私の好きなアニメのひとつに銀河鉄道999があります。
そのアニマの中にメーテルという美人が出てきますが彼女はアンドロイド(機械人間)ですよね。
あんな美人なアンドロイドなら大歓迎…
まぁ、それは冗談だとしても、あのレベルの感情を持ったアンドロイドが誕生するのには大変な時間がかかりますよね。
何が言いたいのかといえば、コンピューターが苦手な「感情」や「モチベーション」のスキルをあげればいいということです。
「知識」や「ロジック」はプログラミングによって記憶させてしまえば、人間のように忘れることもないでしょうし、常に一定のクオリティーをコンピューターは発揮しますので、戦っても勝ち目がありません。
しかし、コーチングなどの人間の「感情」や「モチベーション」に関連することをコンピューターがとって変わることは出来ません。
本日のまとめ
責任を負うのが嫌で管理職などを敬遠する人がいると聞きます。
しかし、今後のIT時代に生き残っていかなければならないことを考えると、マネージメントをとおしてコーチングのスキルを身につけておくのは非常に重要なことです。
目の前の数字を上げることだけを考えているようでは、営業マンとして今後生き残ってはいけない時代がすぐそこまで来ています。