営業マニュアル、社内コンペや社外でのプレゼンテーションの流れを覚えるのって大変ですよね。
そんな悩みを解消すべく、誰でも出来て効果のある暗記術についてお話しします!
目次
暗記は得意苦手ではない!
「社内コンペまでの1週間以内にちゃんと覚えられるかな」
「新商品が次々に出るから、覚えるのが大変…」
ビジネスマンは、学生のときのように家に引きこもって勉強というわけには行きませんからね。
暗記に苦手意識がある人は、悩ましいのではないでしょうか?
しかし、結論から言ってしまえば、暗記に得意も苦手もありません。
得意に見える人は、暗記の仕方が上手なだけです。
効率のいい暗記術
では、早速ですが誰にでも簡単に出来て、効果抜群の暗記術をお教えしますね。
まずは全体の流れを把握する
新人営業マンに「マニュアルを覚えるように!」と指示すると、マニュアルの最初のほうはしっかり覚えているのに、最後になるにしたがって記憶があやふやだったり、覚えるのに苦労していたりします。
多分、「しっかり覚えなきゃ!」ということで、いきなり頭から暗記しはじめるのでしょうね。
しかし、これでは最後に辿りつくのに大変な苦労をすることになります。
ですから、最初はしっかり覚えることよりも、全体の流れを把握するようにしてください。
流れさえ入ってしまえば、あとは各パートを当てはめることが出来ますが、流れが頭に入っていないと膨大な文字列の暗記作業になるので苦痛を伴うことになります。
全体を段落に分けて見出しをつける
全体の流れが大体頭に入ったら、全体を意味毎に段落分けして見出し(題名)をつけましょう。
ちょっと、例をあげてみますね。
1.アプローチ
2.会社説明
3.ニーズ
4.商品説明
5.料金説明
6.テストクロージング
7.クロージング
8.契約書説明
9.クールダウン
10.紹介の打診
こんなふうに、商談やプレゼン全体を意味毎に段落分けして、見出し(題名)をつけるのです。
もし、商品説明が長い場合は、「商品のストロングポイント」「他社との比較」「導入の流れ」など、更に段落分けしても構いません。
そして、その見出し(題名)と順番を覚えましょう!
上記のように段落分けすることで、各パートが短くなりますし、全体の骨組みがしっかり頭に入るとスムーズに覚えられるようになります。
話す内容とアクションや提案書をリンクさせる
さて、上記の2つが終わったら、いよいよ細かい部分の暗記に入ります。
しかし、ここでもただ暗記するのと工夫するので、覚えるスピードが格段に違ってきてしまいます。
もし、少しでも早く覚えたいのであれば、話す内容とアクションや提案書をリンクするようにしてください!
具体的には、
- 提案書の2ページ目をめくるときは!
- 提案書のここを指すアクションのときには!
- クロージングでは、カバンから資料を取り出しながら!
こんなふうに、自分の行動と暗記する内容をリンクさせることによって、「あ!ここではこのセリフだ!」と覚えやすくなりますし、後々、記憶を脳の引き出しから引っ張り出しやすくなります。
もし、提案書などの資料を使わず、長いこと話すところがある場合は、ボディーランゲッジとリンクさせるといいです。
例えば「3つのポイントがあります」というときには、実際に指を3本立てる、1つ目の説明をする際には人差し指を立てながら○○の説明のように関連付けるのです。
まだまだある効率よく暗記するコツ
上記だけでも何もしないよりずっと効率よく暗記することが出来ますが、他にもコツがありますのでお教えしますね。
書くより読む
ビジネスマンは、受験生のように解答用紙に答えを書くことを求められているわけではありません。
ですから、紙に書いて覚える必要はありません。
それに、商談やプレゼンの話す内容は量が多すぎますからね。
これは化学的にも証明されていることですが、読むという行為は暗記するのにとても効果的です。
「読む」ということは「聞く」ということでもありますし、実際に読むことで「体で覚える」という効果があります。
座ってじっとしながら暗記しない
暗記というと、机にかじりついて頭を抱えながらというイメージが強いですが、実は体を動かしながら覚えるほうがいいそうです。書く必要がない暗記であれば可能ですしね。
私はもともと記憶力がいい方であありませんし、歳を取るにしたがって覚えが悪くなっていますので、この方法はよく使います。
部屋の中でグルグル歩きまわりながら大きい声を出して読んでいる姿は他人に見せられるものではありませんが、この方がイライラしませんし、覚えるのがずっと早いですよ。
自分で読んだ声を録音して聞く
それでも覚えられないのであれば、最終手段は自分で録音した声を聞く方法をお勧めします。
録音したものを聞くのであれば、通勤電車の中などの移動時間も記憶することに充てられますよね。
また、録音した自分の声というのは記憶が定着しやすい効果があるそうです。
というのは、録音した自分の声を聞いたことがある方はわかると思いますが、「え!?俺ってこんな声だったの?」って驚きますからね(笑
そして、この決して好きではない自分の声が覚えるということに効果があるそうなんです。
(声に違和感があるから、聞き流せないんでしょうか…)
本日のまとめ
昨今のビジネスシーンは本当にもの凄いスピードですので、覚えることが次々に出てきます。
少しでも要領よく記憶する方法を身につけて損はありませんよ!