「一歩踏み出そうとすると不安ばかりが先立ってしまう…」こんな経験って多かれ少なかれ誰にでもあると思います。
今日は、そんな不安が先立ってしまう営業マンへ送る格言です。
エミール・コリーの格言
今日、ご紹介したい格言はこちら。
いつでも、自分がやらなければならない事は簡単だと考えなさい。すると、そうなります。
エミール・コリー
営業マンは不安との戦い
営業は、9時5時で働いていれば問題ないという仕事ではありません。
月初に掲げた目標を月末までにクリアーするための明確な答えやクリアーする確証は誰にもありません。
もちろん、信じられないような実績をあげるトップセールスや安定した数字を上げ続ける営業マンもいないわけではありませんが、結果的にそうなっているだけであって、それに関しては売れない営業マンもトップセールスマンも変わりはありません。
ただ、トップセールスマンは「今月も目標達成できる」という根拠のない自身のようなものがあるのに対して、結果の出ない営業マンは「目標達成出来るだろうか?」とか「今月もノルマがクリアー出来ないだろうな…」ってやる前からマイナスに考えてしまう傾向があります。
やる前から悪い結果を考えていてもしょうがありません。
人間は不安なことがあると、なかなか踏み出せなかったり、決断できなくなったり、いいアイデアも浮かばなくなってきます。
「ダメなときはどちらにしろダメなんだから、そのとき考えよう!」
こんな楽観的なタイプの営業マンが得てして結果がいいものです。
本日のまとめ
もう、5年以上前の話になってしまいますが、ワールド・ベースボール・クラシックで日本が世界一になったときのイチロー選手の話をしますね。
イチローにとって、2回目のワールド・ベースボール・クラシックは決して調子のいい大会ではなく、見ているこちらが辛くなってきてしまうような絶不調の状態でした。
そんな絶不調のイチローが決勝弾であるセンター前ヒットを打った感動は今でも鮮明に覚えているひとも多いのではないでしょうか。
そして、試合後のインタビューでこんな質問がイチロー選手にありました。
「決勝弾を打ったときの打席に立つときはどのような心境だったのですか?」
イチロー語録とも言われるくらい、インタビューの発言なども一味違うイチローですので、何を言うか注目していたのですが、その答えは想像を超えるものでした。
「ここで 打ったら ヒーローだなあ~」
「ここで 打ったら 高視聴率確保できるかな」
すみません。私も記憶が定かではないので、ネットでインタビューの記事を探したのですが、イチローのインタビューがそのまま載っている記事が見つからなかったので、ブログから引用してきました。
でも、確かこんなこと言っていたって記憶ありますよね。
それにしても凄いと思いませんか?
あのシーンで打てなかったら、それまでの絶不調ぶりも合わさって、イチロー選手は確実に戦犯扱いされていたでしょうから、そのプレッシャーは想像を絶するものだったと思います。
それに比べたら、営業マンの私達のプレッシャーなんて大したことありませんよね。