山梨のイメージ

このこの訪問販売物語は、営業マンのみなさんの参考になればと、私の過去20年間の営業人生を出来るだけリアルに振り返った物語です。

営業所の営業マンが敬遠していた多摩市で実績を出し、主任に昇格した私は期待していました。それは、次の担当エリアは少しおいしいエリアになるのではないかと予想していたからです。

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主任に昇格した私に待っていた仕打ち

私は多摩市で結果を出し主任昇格しました。

さんざん私のことを笑っていた同僚営業マンも、もう私のことを笑ったりしなくなりました。

それはそうですよね、私の部下になったのですから。

役職者も「よくやった」と仲間として認めてくれた感じを受けましたが、課長は相変わらず無関心。

別に無理して仲良くなろうとも思っていなかったので別に気にしていませんでした。

それより、楽しみなことがあります。

それは「白井、主任になったから新しいエリアをやってみるか?」と所長に言われていたからです。

「どこですか?」と聞くと、「ちょっと考えておくから」とはぐらかされてしまいました。

それから数日。

「白井、ちょっといいか?」朝礼後に所長に呼び出されました。

「はい、何でしょうか?」というと所長はニコニコしながら言いました。

「最高のエリアが空いてたよ」いつも不愛想な所長が今日に限ってニコニコしているので、気持ち悪いなと思いながら質問しました。

「そのエリアってどこですか?」

ドキドキしながら所長の言葉を待っていると、予想外の単語が耳に入ってきました。

「山梨県!」

「や・山梨???」一瞬耳を疑いましたが、「山梨ですか?」と聞き返すと「そうだ!」と言います。

更に所長はこのように続けました。

「もちろん、山梨が嫌なら多摩市を今まで通り続けても構わないよ。あっ、そうそう。山梨県やることになっても多摩市も継続してやってもいいから」

そうです。
私には選択肢が与えられていなかったのです。

私の視界に入っている課長が笑っています。

「あの野郎の入れ知恵か?」もう腹が立って腹が立ってしょうがなかったのですが、「やります!」と返事をしました。

担当地域は放置されていた山梨。しかも今度はリスク付き

多摩市のときもそうでしたが、山梨県も放置されて誰も担当していないエリアでした。このエリアが放置されていた理由は以下の通り。
  1. 首都圏に比べて人口が圧倒的に少ない
  2. エリアが広すぎる
  3. 泊りの出張は禁止。毎日早朝に出かけて夜遅くに帰ってくることになる
  4. 行き返りの高速代やガソリン代の経費を下回る売り上げは現金
ね、やりたくなくなるでしょ?

「まったく、結局しばらくあいているエリアを押し付けてきやがったぜ」主任になったとはいえ、まだまだ入社歴が浅い私は、完全な仲間とは認められていないのかもしれないですね。

それでも、選択肢が与えられていない以上、やるしかありません。

不幸中の幸いだったのは、ご存知の通り私は山梨県内の企業に勤めたことがあるので山梨県の状況が大体把握できていたことです。

それだけに、「あんな人の少ないところで仕事になるんかな…?」という不安もありましたが…

営業マンに学んでもらいたいこと

よく「自分は恵まれていない」「チャンスを与えてもらえない」と不満を持つ人がいますが、ハッキリ言って世の中そんなにおいしい話が回ってくることはありません。

逆の立場で考えればわかりますが、あなたはわざわざ右も左も判らない新人営業マンや売れない営業マンにおいしいエリアを譲りますか?

世の中こんなものです。

おいしい思いをしたければ、実力でのし上がって勝ち取るしかありません。
よく覚えておいてください。

さて、そんなこんなで山梨県を担当になった私は、多摩市の団地から解放されたとはいえ、更に過酷な営業の日々を送ることになったのでした。

次回から、その営業の様子をお話しします。

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