
ネットで情報収集をしていたら、プレジデント ウーマンにビジネスマナーに関する以下のような記事がありました。
「賛成派はたったの2%」今すぐなくなってもいいビジネスマナーのダントツ1位は
「ビジネスマナーはあった方がいいのか?」「疑問に感じるマナーは?」など、アンケートの結果が書いてありビジネスマンとしては非常に共感できる内容でした。
そこで、記事の紹介と感想、更にこういった記事には書いていない個人的見解を述べさせて頂きます!
プレジデント ウーマンの「賛成派はたったの2%」今すぐなくなってもいいビジネスマナーのダントツ1位はの記事を読んだ感想
あなたはビジネスマナーについて、どのように思っていますか?
今日、ご紹介する記事には、実際のビジネスマンへのアンケート結果として以下のような結果が書いてありました。
アンケートで「仕事の場面においてマナーは必要ですか?」という質問をしたところ、99.5%が「はい」と回答しており、マナーの存在自体を否定している人は少ないことがわかった(図表1)。マナーが必要な理由を尋ねると、「仕事や人間関係の潤滑油」(マーケティング・40歳)、「自分も周囲も気持ちよく働ける職場であるために絶対不可欠なもの」(企画・51歳)という声が多数だった。
常識的なビジネスマンであれば「マナーは必要」と感じていると予想していましたが、99.5%も「必要」という回答だったのには驚きました。(もう少し低いと思っていた)
ただ、個人的には「どうしてビジネスマナーが必要なのか?」と突き詰めて考えたことがある人はごく稀で、「社会人なんだからビジネスマナーがあるのは当たり前でしょ!」という常識的な方や、アンケート結果からも分かる通り「良い人間関係を保つため」に必要と考えている方が多いのが分かります。
ビジネスマンがどれだけ社内の人間関係に気を使っているか分かりますね(笑
一方で、疑問を感じるビジネスマナーとして、以下のような結果も載っていました。
「どんなときでもネクタイを必ず着用しなければならないこと」(商社・49歳)というものから、「オンラインミーティングで、画面上の上座・下座を気にする」(IT・37歳)といった、このご時世だからこそ目立つ意見も。また「メールの際の丁寧すぎる冒頭文」(営業・41歳)などが挙がった。
なかでもダントツで多かったのは「下位者のハンコは上位者のハンコに対し、お辞儀をするように左に傾けて押す」(金融・35歳)というもの。
オンラインミーティングの上座・下座には笑っちゃいましたし、「平素は格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます」のようなメールやFAXの丁寧過ぎる冒頭分には「うんうん」と納得、最後のハンコのお辞儀に関しては「まだ、そんなことやってる会社があるのか!」って少々呆れてしまいました。
それにしても、こういうマナーに疑問を感じながらも守っているなんて「サラリーマンの悲哀」を感じますよね。
上司のハンコに向かってお辞儀をするようにハンコを押さなかったのが原因で、上司がへそを曲げてその後冷たい態度になってしまい出世の道が閉ざされた…
私は「数字さえ上げていればOK」というフルコミの職場で働いていたので「上司に対してそこまでピリピリと気を使った経験」はありませんが、多くのビジネスマンは仕事以外に疑問を感じるようなビジネスマナーに気を使っているなんて本当に気の毒でしょうがありません。
ビジネスマナーが必要な本当の理由
「人間関係の潤滑油」「社会人の常識」など、ビジネスマナーが必要な理由はいろいろありますが、ここからはネット上の記事や書店の本にはあまり書いてない「ビジネスマナーが必要な理由」について書きますね(個人的見解です)
結論から言うのは簡単ですが「それでは面白くも何ともない」ので、敢えて質問します!
「もし、世の中にビジネスマナーが存在しなかったとしたら、どうなると思いますか?」
言っておきますが、ちゃんと考えてくださいね!
自分の頭で考えることが大事ですので。
自分なりの答えが出た方は、画面を下にスクロールして続きを読みましょう。
私の個人的見解になりますが、「もし、世の中にビジネスマナーが全く無かったら、困ってしまうビジネスマンだらけになる」と思います。
何故なら、100人ビジネスマンがいれば100通りの人生があり、「家庭環境」や「過去の人間関係」などによって「他人に対する礼儀や配慮」に大きな差があるので、「相手に好感を持たれる・潤滑な人間関係を構築できるビジネスマン」がいる一方で、「相手から嫌われる・潤滑な人間関係が構築できないビジネスマン」も生まれてしまうからです。
学歴はお金で買えますが、教養はお金では買えません。
また、自分の常識は相手の非常識かもしれませんよね。
そう考えると、「無ければ楽なのに!」と思うようなマナーでも、それがあることで「他人と接するにあたって、誰でも一定水準以上のクオリティ」を保つことができるので「マナーは便利」という側面があるんです。
もちろん、「上司のハンコに向かって、お辞儀をするようにハンコを押す」というマナーを肯定するきは全くありません。
ただ、マナーの便利な一面を理解すれば、「マナーなんて必要ない」とか「マナーって面倒くさいな…」としか思っていなかった方も、マナーに対するストレスが少しは減るのではないでしょうか。
マナーはとことん利用してナンボ!
先ほど、紹介した記事の引用部分に、こんなことが書いてありました。
「どんなときでもネクタイを必ず着用しなければならないこと」(商社・49歳)
特に、最近の日本の夏の暑さは異常ですので、「ネクタイなんてしてられっかよ!」という気持ちは分かります。
実際に、私もそう思いますし(笑)
ただ、私がコンサルティング営業の商談で会社訪問するときは、どんなに暑い日でもネクタイを占めて行くようにしていました。(ほとんどの商談相手の方はネクタイをしていなかったので、ネクタイをしていなくても問題は無かったかもしれません)
理由は2つ。
① コンサルティング会社の「切れ者営業マン」という雰囲気を出したかったこと。
②「営業マンのクールビズを面白く思わない方」がいるかもしれないから。
つまり、夏場はネクタイをしないビジネスマンが増えてきたので、敢えてキッチリネクタイを締めて訪問するというマナーを利用して他の営業マンとの差別化を図ったわけです。
「マナーなんて面倒くさい」という気持ちも分かりますが、「存在するマナーを利用してやろう!」と考える方がストレスも少ないですし、自分のためにもなるわけです。
マナーへの考え方を、改めてみてはいかがでしょうか?