
一日中上司から監視されている内勤の仕事とは違って、営業マンは一歩外にでたら「やるもやらないも自分次第」の仕事です。
ですから「自己管理」が大切なのですが、口で言うほど簡単なことではありません。
それが出来たら営業マンとして全員成功しますからね(笑
こんなことを言っている私ですが、もともとはダラダラしていたいタイプなので、なんとか自分を管理すべくいろいろな方法を試してきました。
そして、行きついたのが「自分ルールの設定と順守」です。
「そんなの当たり前じゃないか!」と自信を持って入れるくらい自分ルールを守り続けている人は、この記事を読む必要はありません。
ただ、「サボり癖があるんだよなぁ~」とか「最初はいいけど、継続ができないんだよね…」という人は読んでみてください。
私が経験した具体例も出しますので、参考になると思います。
私が営業を始めたときの自分ルール
私が最初に就職したのは、フルコミッションの営業会社でした。
もし、今の私だったら最初の就職先にフルコミの営業会社を選ばなかったかもしれませんが、その当時は社会のことが良く分かっていなかったですし、怖いもの知らずでしたし、あと、家出少年だったので就職させてくれる会社が営業会社くらいしかなかったという理由もあります(笑
詳しい話はブログの訪問販売物語に書いてあるので簡単に説明しますが、その会社でフィルターとセットで5万円くらいの小型浄水器を1日平均3件以上売ると月40万円くらいの収入になるという感じだったと思います。(かなり昔のことなのでアバウトですみません)
めちゃくちゃ優しそうな社長が「浄水器は誰でも売れるから大丈夫だよ」と笑顔で言うので信じて入社したのですが、まともに売れている営業マンはたったの2名で、他の大勢の営業マンは全然売れていませんでした。
ハイエースに4~5人くらい営業マンが乗って現地に行くのですが、着いた早々マネージャーも含めた先輩社員全員が夕方まで昼寝を始めるんです。
理由は「昼間は在宅率が悪く効率が悪いから」
普通の新人であれば、先輩社員に合わせたかもしれませんが、私は「自分で稼がないと誰も面倒を見てくれない」という状況だったので、一緒になって昼寝をする気になれませんでした。
だから、決めたんです。
「この会社の先輩社員は昼寝をするというルーチンなんだろうけど、俺は自分で決めたルールに従って仕事をする!」
今思い返すと、私が自分ルールを設定するようになったのは、このときが最初だったと思います。
そして、そのときに決めた自分ルールがこれ。
「1件契約が取れるまで休憩もランチも取らない」
最初は「昼間っから回っても誰もいねーぞ!」と先輩社員から笑われましたが、1週間・1ヶ月・3ヶ月・半年と続けていたら、「白井が回りやすいように団地とか集合住宅の近くで昼寝しよう」と車を止める場所を考えてくれるようになりました。
「結局、寝るんかい!」って思いましたね(笑
自分ルールを行動から結果に変えていった
私は自分の営業力に本当に自信がつくまでの間は、自分ルールを「行動」に設定していました。
「1日300件訪問する」「1日(テレアポで)200コールする」
これはこれで大変なのですが、あるとき気が付いたんです。
「ちょっと待てよ。1日300件訪問しても契約ゼロだったら意味ないじゃん…」
それからというもの、1日5契約するとか、1日3アポ取るというような結果に変えるようにしたんです。
「でも、その日に契約が取れるかどうかなんて分からないじゃないですか?」
そう思う人は、自分ルールを結果で設定する段階(実力)ではないので、行動に設定して営業経験を積んで実力をつけましょう!
今の私の自分ルールはどうなっているか?
私も長いこと営業マン人生を歩んできましたし、途中で独立してビジネスを始めたりと自分なりに成長してきました。
では、今の私の自分ルールはどうなっていると思いますか?
「自分ルールなんて設定しなくても大丈夫になったんですよ」と言いたいところですが、現実はこんな感じです。
Googleカレンダーを使って、自分ルールを守り続けられるようにガッチガチに管理しています(爆笑
私はひとつのことに集中すると時間を忘れてしまいますし、「〇時から〇〇の予定がある」を忘れないようにしようとすると目に前のことへの集中力が落ちてしまうんですね。
ですから、自分ルール(仕事もプライベートも)をGoogleのTO DOリストに全て登録・アラートも設定して、目の前のことに集中するようにしています。
TO DOリストには他にも「項目をひとつずつ消していくのが気持ちいい」「次は何をしようかと考える(悩む)時間がなくなる」「TO DOリストをこなしていると、気がついたら継続している」などのメリットがあるのでおすすめですよ!
まとめ
自分ルールって守るのが意外と難しいんですよ。
自分ルールは言い換えれば「自分との約束」ですが、自分との約束を破っても誰からも文句を言われませんからね。
ダイエット中に「今日はいいよね…」と、ついついカロリーの高いものを食べてしまったという経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
ただ、他人から咎められることがないとしても、自分ルールを守らないのは「自分を裏切り続ける行為」だという認識を強く持つべきです!
自分を裏切り続ければ「何をやってもどうせ続かないから」という成功とは程遠い人種になってしまいます・
「自分ルールの設定」と「それの継続(順守)」
今すぐはじめましょう!