クロージングが下手だったり、勘違いしている営業マンが多すぎます。
ただ、普通に説明しても面白くも何ともないので、女性を口説くときを例にしてクロージングについて分かりやすく解説しますね。
分かりやすくするためとはいえ低俗な感じですので、そういうのが苦手な方はこの記事をスルーしてください!
「契約してください!」とハッキリ言えば良いわけではない
営業の本、営業コンサルタント、会社の上司などから、「契約してください!」のようにハッキリ意思表示しなさいって指摘されたことはありませんか?
確かに一理あります。
ただ、「契約してください!」のような150kmのストレートをど真ん中に投げ込むようなクロージングは、相手が心の準備が出来ているときに限って有効なんですよ。
例えば、意中の女性とデートしている男性が、「今夜は決めてやるぜ!」と意気込んで「●らせてください!」って言ったらどうですか?
ほとんどの女性はドン引きしますよね。
こんなストレートな誘い方をしてOKをくれるのは、あなたのことを好きで、更に「白黒ハッキリしているのが良い」というタイプか遊び人の女性に限定されます。
ですから、お客さまの気持ちを無視した「契約してください」は、女性の気持ちを無視した「●らせてください!」と同じようなことをしているというわけ。
そういう自覚はありましたか?
クロージングで粘っても意味がない理由
これも営業会社であるあるなのですが、「簡単に引き下がるな!」「お客さまに帰れと言われるまで席を立つな!」のようにクロージングで粘れと言われたことはないですか?
ただ、これってホテルの前で土下座して「お願いします!」って女性に懇願する男性みたいなものなんですよ。
確かに、押しに弱い女性というのも世の中には存在します。
でも、粘りに粘って女性を落とすようなクロージングを繰り返し使うような営業マンに成り下がりたいですか?
私はそんなダサい営業マンは嫌ですね(笑
そもそも、女性を口説くときもそうですが、相手に心の準備をさせておくことが大切で、最後の最後に粘りに粘ったところで、相手にしてみたら迷惑でしかないと自覚しましょう!
クロージングは正攻法だけではダメ
真面目な営業マンは、「お客さまに正面からぶつかれば必ず分かってくれる!」と正攻法で臨みます。
しかし、それでは契約できないケースも存在するんですね。
特に、訪販で奥さん(女性)を相手に商談する営業マンは、ここから先をしっかり読んでください。
男性からホテルに誘われた女性は、「いいかな」と思っていても必ずしもOKするとは限りません。
例えば、「軽い女だと思われちゃうかな…」というような女性特有の心配や不安から、簡単にはOKを出しづらかったりするからです。
では、男性はどうやって口説けばいいかですが、「終電が無くなって帰れなくなってしまったから」というような言い訳を用意してあげると効果的なんですね。
そして、これは商談の現場でも同じです。
例えば、商談相手が奥さんの場合、クロージングをかけると「主人に相談しないと…」とかなりの確率で言ってきます。
ここで、「そうですよね!では、ご主人さんに相談してみてください!!」と簡単に保留にしてしまうのは、女性心理をよく分かっていないクソ真面目営業マンがやることです。
ご存じかもしれませんが、世の中の既婚女性の多くが旦那さんに内緒でへそくりをしています。(それもかなりの額)
また、自分が何か欲しいときに、旦那さんに100%相談している奥さんはそうそういません。
つまり、世の中の奥さんのほとんどは「買おう!」と思ったら自分の意志で買えるけど、「一応、主人に相談しないとなぁ~」みたいな感じなんです。(断る口実に「主人と相談しないと」と言ってる場合もあります)
ですから、学習教材の営業マンであれば「お子さんのため」のような言い訳を与えてあげることで即決するんですね。
このように、人間心理を分かっていないと、クロージングをかけても契約になる確率は極めて低くなってしまうのです。
まとめ
まだまだいろいろありますが、この記事を読んで「クロージングについて見直してみよう!」と思った方にアドバイスがあります。
それは、最終的には「クロージングをかけなくても契約になる」を目指してください!
布石と誘導を上手に使いこなせば、がっつりクロージングをかける必要がなくなるので、お客さまにとっても営業マンにとってもストレスがない商談をすることが出来るようになりますよ。