
モチベーションが低い営業マンの特徴として「自分に嘘を付いている」というのがあります。
当然、モチベーションが低いと結果が出ませんので、今回はこのことについてお話させて頂きますね!
100%の全力で営業していますか?
「あなたは自分に嘘を付いていませんか?」
こうやって聞かれると「嘘なんてついていません」と答える営業マンが多いと思います。
では、「あなたは100%本心で日々の営業活動に取り組んでいますか?」と聞かれたらどうでしょう?
このように聞かれると「100%とは言い切れないんです・・・」と思う営業マンが多いんですね。
これが「嘘」になります。
モチベーションが上がらなかった経験
私の営業人生は「モチベーションをどうやって保つか!?」との戦い連続でした。
具体的な例をあげますね。
私が30歳の頃に所属していた営業会社は、とにかく営業マンの教育を徹底している会社でした。
その会社では、営業マネージャーが営業マンに毎日のように講義をします。
それも、毎日夕方4時位までの座学。
もちろん、BtoCの営業会社なので昼間にテレアポをしても在宅率が悪く非効率なため、それならということで「マネージャーのありがたい講義」をしていたと思うのですが苦痛でたまりませんでした。
昔から「人一倍数をこなす」ことで周りに負けない営業成績を上げてきましたし、たくさんアプローチをしている中で営業マンとしてのリズムやテンポを作るタイプなので、毎日出社すると同時に始まる講義が苦痛で仕方なかったのです。
それに、私はこの講義に隠された本当の意味を察していました。
というのは、BtoCの営業(訪販)というのは、経験したことがない方はわからないと思いますが非常に厳しい世界なんですね。
私の経験から言えば、法人営業の5倍とか10倍難易度が高くストレスに満ち満ちています。
その証拠に、新入社員のほとんどが1週間も持たずに消えていきますからね…
そんな厳しくて辞めて行く人が多い環境なので、毎日の講義は「洗脳」が目的なんですよ。
「この仕事には、これだけの意義がある!」みたいな感じの話を永遠とされるわけです。
本当に辞めさせないための洗脳以外のなにものでもありません。
マネージメントの手法のひとつだとは思いますが、そういう必要がない自分みたいなタイプの営業マンは自由にやらせて欲しかったんですよ。
ただ、「組織とかチームの和を乱すことを絶対に許さない」という社風だったので、自分だけ「アポかけさせてもらいます!」は許されませんでした。
「不毛な時間だよな…」と思いながら毎日の講義を聞いていました…
こんな状況でモチベーションが上がるはずもありません。
実は、私の営業人生の中で、もっとも売れなかったのがこの会社に所属していたときでした。
モチベーションを上げたけば嘘を排除せよ
営業マンにとってモチベーションは命です。
例え10%でも、いや1%でも自分に嘘をついている状態では数字は上がりません。
また、上がったとしても一時的なもので、継続して安定的な数字を上げることはできないでしょう。
あなたは、営業が好きですか?
今、所属している組織(会社)が好きですか?
扱っている商品やサービスは最高だと思いますか?
今の仕事がお客様や社会の為になっていると思いますか?
あなたの貴重な人生の大部分の時間を使う仕事に値すると思っていますか?
大人ですから、時には清濁併せ呑むことも必要ですが、大事なのは「あなたが本心がどうか?」です。
私は、上記に書いた会社に所属していたときに「本心ではない自分として働く」という経験をしましたので、それ以降は「本心で働こう」と決めました。
みなさんも本心で気持ち良く営業の仕事に取り組みませんか!?
必ず結果が変わってくると思いますよ。
営業ビズには、営業の心得に関する記事が沢山あります。
売れる営業マンになるために営業テクニックは必要ですが、営業マンとしての心構えも大切ですので他の記事も参考にしてみてください!