「何であの上司って、『根性』だ『気合だ』って昭和の価値観を押し付けてくるんだろう?勘弁してほしいわ・・・」

営業会社ではあるあるですよね。

上司がもともと持っている人間性や性格が関係ないとまでは言いませんが、実は生存バイアスの罠が大きな原因になっているって知っていましたか?

そこで、今回は生存バイアスの罠とは何か、更に、生存バイアスの罠が引き起こす営業会社の悲劇についてお送りします!

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生存バイアスの罠とは

生存バイアス(または生存者バイアス)とは、脱落したものや淘汰されたものを評価する事無く、生き残ったものだけを評価するというバイアスのことです。

ちなみに、バイアスは偏っているという意味があり、「彼女の価値観にはバイアスがかかっている」のように使われます。

生存バイアスの例

生存バイアスをより理解してもらうために、いくつか例をあげてみますね!

戦闘から帰還した戦闘機の例

生存バイパスの罠 戦闘機の話

第2次世界大戦中の連合軍は、戦闘機の装甲を強化する必要性に迫られましたが、材料には限りがあるため全体の装甲を強化することができません。

そこで、最も攻撃を受けやすい部分を特定し、装甲を強化することを試みたんです。

被弾しながらも無事に帰還した機体を徹底的に調査した結果、エンジンやコックピットには被弾がなかったので、それ以外の部分の装甲を強化するという結論に至りました。

しかし、これには「無事に帰還した機体しか分析していない」という大きな問題があるんですね。

無事に帰還した機体は被弾したか箇所が致命的ではなかったからこそ墜落せずに済んだという事実を無視しているからです。

生存バイアスは、この間違いを指摘した数学者のWald氏によって生み出されたものです!

現在は投資家がもっとも稼げるという例

生存バイパスの例 投資家

金融資産1億円以上を稼いでいる人の職業ランキング1位が株や為替などのトレーダーで、全体の56.4%というのは知っている方が多いのではないでしょうか。

そうなると「俺もFXで億り人になる!」とか「テンバカー株を当ててやるぜ!」と色めきだったり、「お金に働いてもらえば、自分は働かなくても済む」と思う人が増えます。

しかし、目立っているのは億り人になった人のキラキラした一面であって、その影には「一夜にして全財産を溶かしてしまった人」や、そこまで酷くなくても「相場から退場せざるを得なくなった人」が数え切れないほどいるわけです。

また、株や為替で稼いだ人は「何もせずに悠々自適な生活を送っている」ように見えますが、その裏で大きなリスクを取って勝負していたり、日々、政治や金融に関して受験生に負けないくらい勉強しているという事実もあります。

そういう見えない部分に目を向けず、「投資家って楽に稼げそう」と思うのは生存バイアスの罠そのものですね。

営業マンの周りで起こる生存バイアスの罠による悲劇

生存バイパスの罠 営業会社

生存バイアスについて理解したところで、ここからは営業マンの周りで起こり得る生存バイアスの罠による悲劇として、パワハラ上司の例をあげてみますね!

営業会社に多い「超体育会系の上司」や「パワハラ上司」の存在は生存バイアスの罠が関係しています。

営業会社では、営業成績が良い営業マンがマネージャーに昇格しますので、マネージャーはこれまでの自分の経験をもとにマネーメントをします。

そして、そのマネージャーが育った環境がバリバリの体育会系だったり、パワハラ上司がいたのであれば、そのマネージャーもパワハラ上司になってしまう傾向があるんですね。

そのマネージャーが育った環境下で、数え切れないほどの営業マンたちが超体育会系のノリやパワハラで鬱になるほど悩まされていたり、売れずに去っていったことは全く考慮されていません。

「なんでそんなことに気が付かないの?」と思う方もいると思いますが、自分の成功に自信を持っている人ほど「強烈なマインドコントロール」がかかっているので気が付きませんし、それを指摘されようものなら烈火のごとく怒り出します。

本当にたちが悪いですが、こういう上司が根本的に変わる可能性は極めて低いでしょう。

まとめ

生存バイパスの罠で最も大切なことは、「自分は大丈夫だ」と過信しないことです。

人間の言動は、どうしても過去の経験が大きく影響してしまいます。

特に、自分が上手くいったときの成功体験は、「これを教えてあげることが親切なんだ!」のように何の疑問も感じない人が多いので注意が必要です。

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