マクロ環境分析をおこなうマーケティングフレームワークにPEST分析があります。

マクロ環境は、経済環境、技術環境、政治環境、社会環境などのことで、営業会社や私達営業マンもマクロ環境の影響を大きく受けているので無視できません。

今現在まさにマクロ環境が激変しようとしているので、2020年のコロナ渦の分析を例にあげて解説させて頂きます!

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PEST分析とは

PEST分析

PEST分析とは、以下の4つの要因からマクロ環境を分析するビジネスフレームワークです。

  • Politics(政治面)
  • Economy(経済面)
  • Society/(社会/文化/ライフスタイル面)
  • Technology(技術面)

ビジネスは世の中の変化(マクロ経済)の影響を受け続けていますので、自社業界を取り巻く環境を把握・洞察することは非常に重要です。

どんなに素晴らしいビジネスモデルでも、昼夜を問わず頑張ったとしても、外部環境とマッチしていなければ苦戦することになりますし、逆に成長分野にいち早く乗っかることに成功すれば、その勢いを味方につけて順調にビジネスを成長させるのは難しいことではありません。

ですから、マクロ経済要因を全て洗い出し、今後の世の中のマクロトレンドの仮設を立て、中長期的な戦略を立てる際にPEST分析を使うといいでしょう。

ちなみに、今回の新型コロナウイルス感染拡大など、想定外のことが起きた場合は、その都度PEST分析して仮設を立て直します。

PEST分析のやり方

ここからはPEST分析のやり方(手順)について解説していきますね!

1.目的の確認

PEST分析で一番最初にやるべきことは、「何のために分析をするのか」という目的の確認です。

ですから、市場を取り巻くマクロ要因の分析だけで終わるのではなく、「機会と課題」「チャンスとリスク」を見出すことを目的として行ってください。

2.情報収集

目的が決まったら、次は4つの要因に関して情報収集をしていきます。

信用できる公的機関の調査結果やマーケティング・リサーチ会社のデータなどを参考に、できるだけ正確な情報を集めるようにしてください。

 

【参考】政府統計の総合窓口
【参考】市場調査とマーケティングの矢野経済研究所 トップページ

3.情報の整理

集めた情報を「環境の変化」「チャンスとリスク」に分ける、重要度順に並べ替えるなど整理します。

4.集めた情報ももとに仮設をたて、今後の戦略に活かす

4つの要因にそれぞれ振り分け整理した情報をもとに、今後のマクロ経済状況がどうなるのか、そのような変化に対応してビジネスをするにはどのような戦略を取るべきかを考えます。

PEST分析の注意点

ここまで読んで分かる通り、PEST分析は手間こそ掛かりますが難しいフレームワークではありません。

ただ、気をつける点がいくつかありますので確認しておきましょう!

大規模な外部環境の変化を対象にする

PEST分析で使う4つの要因を見れば分かる通り、このフレームワークは世の中の大きな変化に対して使うべきものです。

ですから、細かい戦略を立てる際などに使うと的外れになってしまいますので注意してください。

中長期の戦略を立てるときにつかう

PEST分析で使うマクロ環境変化は一朝一夕でガラッと変わるのではなく、数年をかけて変化していくものです。

ですから、「来月の営業戦略をどうしよう」というような短期的な戦略を立てるのには向いていません。

仮設(未来予測)が最も重要

情報を集めてありきたりの分析をするだけでは意味がありません。

そのくらいであれば、どこの会社や経営者でもやっていますので、競合他社から頭一つ抜けられるような材料にならないからです。

集めた情報や分析をもとに、今後更にどのようにマクロ経済が変化していくか、その変化がマーケットにどのような影響を与えるかを予測する必要があるんですね。

簡単ではありませんが、ここがPEST分析で最も重要なポイントになります。

PEST分析の例 コロナ渦のマクロ環境

最後に具体例として、コロナ渦のマクロ環境をPEST分析の例としてあげてみます!

今回は事例なので簡略化した分析のみになりますが、ご自身でPEST分析する際には目的を決めた上で正しい情報を出来る限り多く集めるようにしてください。

Politics(政治的要因)

  • 令和2年の補正予算第1号で新型コロナウイルス感染症緊急経済対策関係費として255655億円を計上
  • 第二次補正予算での追加歳出は319914億円
  • コロナの影響が大きい業界の支援(旅客・宿泊・飲食・レジャーetc)
  • 商品券を割引販売(割引分は政府が補助)
  • 企業支援(信用保証枠の拡大・税金の支払猶予・事業給付金・雇用助成金・家賃補助 etc)
  • 個人支援(一律10万円の給付金・生活困窮者への現金給付を収束まで継続 etc)

Economy(経済的要因)

  • 自体経済とかけ離れた株価の上昇(日銀の買い支え)
  • 2020年4月の景気DIは前月比6.7ポイント減の25.8ポイント(帝国データバンク調べ)
  • 緊急事態宣言中は巣ごもり消費が増えたが、緊急事態宣言解除で少しずつ飲食店などにお客が戻りつつある状態(それでも以前ほどではない)
  • コロナの影響で派遣を打ち切られて無収入になった方、夏のボーナスの支給が減少

    Society(社会的要因)

    • リモートワークの促進により、ビジネス時間帯の都心部の人口が減少
    • 通販やウーバーイーツ、出前館など、在宅で受けられるサービスが人気
    • コロナ自粛ムード1色から、コロナと共存しつつ経済活動への意識の変化
    • 新しい生活様式への途中過程

    Technology(技術的要因)

    • ZOOMを始めとしたオンライン活用の増加
    • オンライン関連サービスの増加(電子名刺・電子印鑑 etc)
    • ロボットによるPCR検査やコロナ患者対応
    • 衛生技術の進歩と製品の増加(抗菌や紫外線消毒機能 etc)
    • ウエアラブルデバイスの進化(深部体温センサ付きのウェアラブルデバイス等)
    • コロナ感染者の感染経路を特定するためのビッグデータの活用
    • 流通・小売などの無人化、人員削減のためのシステム

    コロナ渦・アフターコロナでチャンスを掴もう!

    新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言による影響で、「この先どうなってしまうんだろう・・・」と不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

    しかし、コロナ長期化によって「コロナと共存の社会になる」という仮設を立て、夏マスクやマスクケースなどの関連商品を作り業績を伸ばしてる会社もありますよね。

    今回の新型コロナの影響はまだまだ続くと思いますが、世の中を変えてしまうようなインパクトのある出来事が起きたときは目の前のピンチの裏に多くのチャンスが隠れています。

    是非、PEST分析のようなフレームワークを使って、戦略を立ててみてください!

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