
とある日曜日にカフェで耳に入ってきた葬儀屋さんの社長と営業マンの話にドン引きしたので、そのときの会話の内容をシェアします。
みなさんには、今日お話するような最低の価値観の営業マンと同じような価値観になってもらいたくないですから。
ドン引きした葬儀屋さんの社長と社員の会話は、こんな感じだったんです・・・
給与のことで揉めている2人のビジネスマン
とある日曜日の昼下がり。
特に予定がなかったので、ノートPCをカフェに持ち込みアイスコーヒーを飲みながら仕事をしていました。
すると、あとから隣の席に座った2人のビジネスマンの様子がどうもおかしいんですよね。
揉めているときの空気感ってあるじゃないですか。
まさしくそんな感じで。
聞く耳を立てなくても聞こえてきてしまった内容は、現場の営業マンが報酬のことで不満が爆発し、社長と喧々諤々という状況。
社員の方は真っ赤な顔をして怒鳴り散らすギリギリ、一方社長は「勘弁してくれよ」といった感じでふんぞり返っていたので、「こりゃあ、大変だ・・・ これ収拾つくのかな」と思いましたが、聞いていて気分のいい話ではありませんので仕事に集中しました。
あの老人からぼったくれて美味しかったですよね
集中モードに入ると不思議と周りの雑音って聞こえなくなりますよね。
ただ、こんな言葉が耳に飛び込んできたんですよ。
「社長、あの老人からぼったくれて美味しかったですよね。おまけに『安くしてくれてありがとうね』なんて感謝までされちゃて(笑) いやいや、ボッタクリ価格で十分儲かってるからいいよみたいな(笑)」
「は!?」と耳を疑いましたが、それを聞いた社長の回答にも驚きました。
「本当だよな(笑) そう言えば、あそこの資産家からも絞りとれるだろ?」
これ作り話じゃなくて本当のことですからね。
「いったいどんなビジネスしてる連中なんだ?」としばらく会話を聞いていると「戒名」などの話をしているのと、テーブルの上資料に「葬儀」の文字があったので間違いなく葬儀屋です。
私は人の死をお金に変える最低の職業だとまでは言いませんが、大切な人を無くしてただでさえ苦しい人から必要以上のお金をむしり取ることに関しては怒りを覚えます。
ぶっちゃけ、「あんたら最低だな!」と説教するか、SNSにでも会社名を晒してやろうかくらい腹が立ちましたが、こういう業者は遅かれ早かれ淘汰されます。
ですから、胸糞悪い話が入ってこないように席を移動して怒りを収めました。
大切なお金を頂いている自覚はありますか?
最初はお客さまに感謝していたのに、今では「今日の客は楽勝だったな!」みたいになっていませんか?
慣れとは怖いもので、ほとんどの営業マンが契約を頂くことに対して麻痺してしまい、お客さまから大切なお金を頂いていることに対する感謝が減ってしまうんです。
以前、私の部下がこんなことを言い放ったことがありました。
「全く、たかだか50万円で悩みすぎなんだよ!」
もうね、間髪入れずにお説教ですよ。
「稼ぎたい!」という欲求はいいですが、稼がせて頂いていることへの感謝を忘れたら営業マンはおしまいです。
感謝がなくなると、仕事が手抜きになったり、お客様対応がいい加減になったり、必ずどこかに現れますからね。
そして、売れなくなって消えていくのです。
このブログを読んでいる営業マンの方は大丈夫だと思いますが、思い当たることがあるのであれば、すぐに考え方を修正しましょう。