「アナタが売れる営業マンになれない原因は偽善者だからだよ」
こう言われたらどう思いますか?
もしかしたら、「口八丁手八丁で売りまくる営業マンこそ偽善者じゃねーかよ!」と怒りを感じる方もいるかもしれません。
しかし、数えきれないほどの営業マンを見てきた私の経験から言わせて頂くと、売れる営業パーソンになるためには偽善者から卒業する必要があると断言できるんですよ!
今回はその理由についてお話します。
偽善者営業マンが売れない理由
偽善者から卒業することが売れる営業パーソンになるコツであることを理解するためには、偽善者営業マンが売れない理由を知るのが一番早いです。
いまから、いくつか具体例をあげますので、自分に当てはまるものがあったら瞬時に改善してください。
欲望に素直でない・隠しているから
営業に限ったことではありませんが、人間が高いモチベーションで行動し続けるためには「欲望」という燃料が必要です。
では、一番わかりやすい質問をさせてもらいます。
あなたはお金が大好きですか?
ポイントは、心の中で「お金は大好きです」というレベルではなく、会社の同僚や友人知人の前でも「俺はお金が好きだ!」と宣言できるレベルかどうかです。
そう言われると、「ちょっと・・・」とか「なかなかね(汗」と尻込みするのではないでしょうか。
確かに日本人の価値観として、「質素倹約」「慎ましく生活する」というのが美徳とされてきましたので、そのような気持ちになるのは理解できないこともありません。
しかし、本来はお金が好きなのに好きだと素直に認めることが出来ないのは偽善者と言えます。
「何も偽善者なんて言わなくても・・・」と思いますか?
でも、偽善は偽善なんですよ。
だって、「私が営業の仕事を選んだのはお金ではありません。お客さまに貢献するためです!」とか言う人に限って、お金が原因でやめますからね。
その時に、「これまでお世話になったお客さまに顔向けできない・・・」なんてことを言う営業マンをみたことがありません。
ですから、「私はお金を稼ぐために営業マンになりました!」とストレートに言う人の方が私は好きですし、売れる営業マンになるのはそういうタイプです。
自分の努力不足を認めないから
これも偽善営業マンに多いパターンなのですが、自分の努力不足を認めないんですよね。
私は、これまでさまざまな営業会社で売れない営業マンが「頑張っているんですけど・・・」と言っているのを聞いたことがありますが、その中で私より働いている営業マンを見こたことがありません。
例えば、私は訪問販売の営業マン時代に、飛び込みの新規開拓をしたことがあるのですが、その会社では在宅率の悪い日中は「営業者の中で昼寝」が恒例になっていました。
夕方から始動して結果を出すのであればそれでもいいのですが、昼寝している営業マンの多くは売れない営業マンなんですよ。
私には昼寝をする度胸はありませんので、みんなが昼寝をしている中、「行ってきまーす!」と現地に到着してすぐに飛び込みを開始していました。
「白井はよく働くよな~」
年上の先輩営業マンたちは笑っていましたが、3ヶ月後に生き残っていたのは、トップ営業マンを除けば私だけでした。
そして、辞めていくときの決まり文句が「頑張ったんだけど結果が出なかったから」「俺には向いてなかったんだと思う」だったのですが、私は心の中で「毎日、昼寝してたくせによく言うわ!」と呆れていました。
結局、自分の努力不足を棚に上げて都合のいい理由をつけている偽善者なんですよ。
こういうタイプの人間が営業マンとして売れるようになることは絶対にありません。
舐め腐っているから
「営業なんて本当はやりたくない」「この会社は最低だ」「この商品は全然良くない」
自分以外の周りの全てを否定的に捉える人が営業マンには多すぎます。
こういう舐め腐っている人間に限って、表面上は謙虚だったりするんですよね。
だから、私は謙虚だったり礼儀正しいだけで相手を信用することはありません。
寧ろ、ちょっとやんちゃなタイプの方が本音全開で嘘がないので、後々信じられないくらい伸びたりするんです!
建前だらけの人は、私に言わせれば全員偽善者ですね。
少なくても営業マンとして成功することはありません。
最期に
売れる営業パーソンになるコツとして「偽善者からの卒業」をあげました。
偽善者の言動って、パワーが感じられませんし真実味に欠けますので、もっと本音で勝負するようにしましょう!
それだけで、売れる営業マンに近づくことができますよ。