「前向きに検討します」が嘘だということがビッグデータの分析によって証明されました。
議や取り引きなどビジネスの場で「前向きに検討します」という回答を得た案件のうち、その後実際に検討した割合が0%であることが、美富士大学経済学部(山梨県)のビッグデータを利用した研究から明らかになった。
「前向きに検討してくれると言ってました」という、保留型営業マンの言い訳はこれで通用しませんよ。
そもそも、私は「前向きに検討します」って言葉を一切信用しませんけどね(笑
ということで、今日は前向きに検討しますについて、私の営業経験をもとにお話させて頂きます!
前向きに検討に隠された本音
20年以上も営業をしていると、「前向きに検討します」は、京都人がお茶漬けを出すようなものとしか思えなくなります。
理由は、極々一部の例外を除けば、お客さまの本音は以下のどれかだからです。
- 話聞いたけど要らない・興味が持てなかった
- とりあえず営業マンに帰ってもらいたいから体よく交わしておこう
- 可もなく不可もない提案で今決めるようなモチベーションではない
- 商品はいいけど営業マンが気に入らないからなぁ~・・・
- 「「必要ありません」だと自分が悪者になるから検討しますと言っておこう
とある調査結果によると、「前向きに検討します」を信じている営業マンが18%もいたようですが、お人好しとしか言いようがありません。
売れる営業マンになりたければ白黒ハッキリさせよう
以前、こんなことがありました。
私が大阪の法人を攻めていたときのこと。
とある語学教室を運営している企業の社長を相手に商談したのですが、テスクロをかけたらこう言われたんです。
「検討しておくよ!」
ただ、先程も言った通り、私はお客さまの「検討します」を全く信用していません。しかも、大阪人の「検討します」「考えておきます」は「必要ない」ですからね。
ですから、私はこう言いました。
「検討しますって『必要ありません』って意味なんですよね?」
ストレートでしょ(笑
ここまでストレートな営業マンも少ないんでしょうね。
社長は一瞬仰け反って驚いていました。
この商談は結局否決になったんですが、私としては何の後悔もないどころか清々しい気持ちでした。
だって、「検討します」ってお茶をの濁され、期待して保留が起きるのを待っていたら結局連絡もなく梨の礫・・・
こんなの嫌じゃないですか。
ですから、現場で勝負して白黒ハッキリさせましょう!
そうしないと、絶対に売れる営業マンにはなれませんよ。
※ 具体的な切り返しトークについては、過去記事のこちらを参考にしてください!