
男女平等と言われてはいますが、日本のビジネスの世界はまだまだ男中心と言わざるを得ない現状があります。
そんな中、日々奮闘している女性営業マンのみなさんへのメッセージです。
いきなりですが、女性って大変ですよね。
何かの本で読んだのですが、「女性は男性よりもずっと早く人生の岐路に立たされる」と書いてありました。
「子供を産んで、子育てして…」
もちろん、昔に比べれば家事を手伝う男性や主夫をする男性もいないことはないですが、やっぱり子育ては女性中心というのが現状。
それに、どんなに頑張ったって男性が子供を産むことは出来ません。
ですから、「仕事と家庭」「仕事と子育て」などと悩むのは圧倒的に女性です。
実際、男性は30歳くらいで「仕事と家庭のどちらを取るか」とか「仕事と家庭の両立」を考えるということは殆ど無いと思います。(30歳の男って想像以上に子供ですからね)
男性にとっては、結婚や家庭を持ったら「ますます仕事を頑張らなくては!」とは思いますが、悩むような感じではありません。
それに、男性の稼ぎが悪くなってきているので、女性は単純に専業主婦になって家庭を守っていればいいというご時世ではありませんしね…
話は変わりますが、ちょっと驚いたことがあったんです。
先日、Googleのアクセス解析で、アクセスしてきている方の性別も分析できるようになったので、セッティングしてみたらビックリ!
な・なんと、当ブログの訪問者の3割強が女性だったんです。
私は、先入観で殆どが男性だと思っていましたので正直驚きました。
しかし、それは私自身が営業(ビジネス)の世界は男社会だと思い込んでいる先入観の表れだと思いますし、多いに反省しなければならないと感じています。
それで、今日の記事は「女性営業マン向け」に書いてみようと思ったんですね。
今後は、営業ウーマンの読者も意識して書こうと思いますのでよろしくお願いします。
さて、そろそろ本題に入ろうと思います。
私は、営業の現場でこんな事を度々聞いたことがあります。
「女は駄目だ」
「ビジネスの世界は男社会だ!」
どちらかと言えば、古い考えの年配の方に多いのですが、その人の能力などの前に「性別」で判断
しているんですよね。
「どうせ女は結婚して仕事を辞めるんだから」
「結婚までの腰掛けで仕事をしているだけ」
中には、
「女は家庭に入って、旦那を支え、子供を育てるのが一番」
「はぁ〜…」
男の私が聞いていても、「今時こんな古い考えの人っているんだなぁ」と呆れてしまうくらいです。
(専業主婦を否定しているわけではありませんので誤解のないようにお願いしますね)
ですから、営業の現場で「女性だからって馬鹿にしないでよ」と悔しい思いをしている女性営業マンは少なくないと思います。
それじゃなくても、色目を使われて嫌な思いもしているでしょうし…
だた、私がハッキリと言えることは、男性と女性のどちらが営業マンとして向いているかといえば、断然女性だと思います。
それを証拠に、私が所属していた営業会社のトップセールスが女性だったことは珍しいことではありません。
何故、言い切れるかといえば、こんな理由があげられます。
女性の方がコミュニケーション能力に長けている
これは誰でも感じることだと思いますが、コミュニケーションというのは断然女性の方が男性よりも上です。
人の心を読んだり、相手に同調する能力を生まれながらに持っている女性は、営業の世界ではそれだけでアドバンテージがあります。
「男って鈍いわね」「男性って鈍感だよね」と思ったことありますよね!?
男性と比べて、コツコツ真面目に継続し続ける事が出来る
営業って才能や勝負強さなどが目につきますが、実は粘り強さや継続の方がずっと大事です。
前者は一時的に売り上げを叩けるかもしれませんが安定はしません。
継続して数字を叩ける営業マンはコツコツ努力し続けられるタイプです。
その点、もともと真面目で堅実な性格の女性の方が向いていると言えます。
女性の方が忠誠心がある
男性というのは、心の何処かに「出世したい」とか「稼ぎたい」というような欲望を持っています。
悪いことだとは思いませんが、得てしてその欲望がくだらない「派閥争い」や「足の引っ張りあい」など組織や業績を蝕む原因になったりしています。
しかし、女性は「部下」という自分の立場を受け入れ、組織の為に貢献することに純粋に喜びを感じることが出来ます。
マイペースとも言えますが、くだらないパワーバランスなどを考えている男性よりも営業の仕事自体に集中する事が出来ます。
精神的に強い
これは説明がいらないと思いますが、あらゆることにおいて女性の方が精神的に強いです。
営業は、モチベーションがとても重要な仕事ですので、精神的に強かったり安定している人の方が実績を上げることが出来ます。
私が思う営業の仕事のいいところは、「学歴、年齢、性別関係なく、実力次第!」というところですので、活躍する女性営業マンが増えるといいと本気で思っています。
最後に
「どうせあなたは、結婚したり子供が出来たら仕事をやめちゃうんでしょ!?」
こういう質問に対して、瞬時に明確に答えられるようにしてください。
「そりゃあ、女性の代わりに男性が子供を生んでくれるのであれば、ずっと仕事を続けますよ。でも、出来ないですよね?ですから、妊娠・出産となれば、仕事を休まざるを得ないかもしれませんが、別に仕事が二の次だとは思っていませんし、ずっと、仕事はして行こうと思っています」
このように自信を持って答えられるのであれば大丈夫。
仕事に対してモチベーションの低い男性も沢山いますし、頑張る女性は必ず結果が残せると思います!
営業ビズには、営業の心得に関する記事が沢山あります。
売れる営業マンになるために営業テクニックは必要ですが、営業マンとしての心構えも大切ですので他の記事も参考にしてみてください!