私に変わって営業部の責任者になったOさんですが、悪い意味での存在感が増してくればくるほど、Oさんが面白くないという空気が蔓延してきました。

そして、ついに部署間同士で報酬を奪い合うという最悪のセクショナリズムへと発展してしまったんです・・・

私が経営コンサルティング会社の営業マンだったときの実話をもとに、法人営業の奮闘記としてシリーズ化した法人営業物語。

今回は、今思い出しても胃が痛くなるようなベンチャー企業の惨状をリアルにお送りします。

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コンサルティング事業部の責任者からのとんでもない提案

営業会社で起きたとんでもないミーティング

営業部の責任者が私からOさんに変わったのと時期を同じくして、実はコンサルティング事業部の責任者も変わっていました。

新しくコンサル事業部の責任者になったYさんなのですが、この人がまた曲者なんです。

確かによく働きますし結果も残すのですが、とにかく「自分が主役・自分が一番」でなければ気に入らないんですよね。

ですから、営業部のOさんがコンサルティング事業部のスタッフを管理し始めたことや会社を牛耳ろうとしていることなどに対して、めちゃくちゃ不満を抱えていたんです。

更に、理由は分かりませんが、私のことも非常に面白くないのか、何かにつけて噛み付いてくるやっかいなタイプでした。

そんなコンサル事業部のYさんが、ミーティングで飛んでもない提案がこれです。

「営業部の報酬フィーを1%減らして、その分コンサルティング事業部のフィーを1%増やす!」

部署間で報酬フィーを巡って朝まで徹夜のミーティング

コンサルティング事業部のYさんの主張はこうでした。

「営業部は1契約で20店舗、30店舗を獲得できるが、コンサル事業部は20店舗・30店舗分それぞれコンサルに入らなければならないので割に合わない」

ただ、私にはどうしても主張の影に「営業部や責任者のOさんが気に食わない」という感情的なものが見えたんですよね。

それに、このコンサル事業部の責任者のYさんの初年度の年収は1200万円です。

私を始めとした創業メンバーが年収1200万円の年収を超えるまで3年かかっています。

創業1年目は報酬ゼロがずっと続きましたし、ノートパソコンを自腹で購入したり、ダイレクトメールの発送代(切手代)も自己負担していました。

ハッキリ言ってマイナスです。
私の銀行口座の残金は1つゼロになりました。

そんな苦労を乗り越えてやっと稼げるようになった人間もいるのに、会社が軌道に乗って案件も潤沢にある状態で入社して最初から稼いでいるYさんが「営業部の報酬を1%よこせ」と言っているわけです。

こんな話ですから、簡単にまとまるはずがありません。
何しろ営業部の報酬は入金額の10%なので、1割の収入源の話ですからね。

もつれにもつれ、朝まで永遠と嫌な緊張感に包まれた不毛な時間が続きました。

そのときに私は心の中に2つの感情を抱いていました。

1つは、「寝ぼけたこと言ってんじゃねえ!」という感情。

先程も言いましたが、「初年度から年収1200万も稼げた上に、まだ他部署の報酬を奪ってまで金が欲しいのかよ」とか「そもそも入社の時点で報酬の説明を受けて納得してるだろ」というような怒りに近い感情です。

しかし、その一方で「なんとも言えない悲しいというか虚しい感情」も感じていました。

というもの、このYさんをはじめ、コンサル事業部の殆どのスタッフの面接や研修を私がしていましたし、コンサル事業部に配属される前に、私の下で営業部で業務をしたことがあるからです。

Yさんのように分かりやすく不満を言わないものの、他のコンサル事業部のメンバーも黙って聞いているわけですから、「私が組織のためにと思って行っていた研修や教育は何だったんだろう・・・」と悲しくなりました。

ミーティングが終わったのは朝の4時頃でしたが、単なる寝不足なだけでなく、メンタルも疲弊してボロボロになって帰宅したんです。

しかし、このことが思わぬトラブルを生むことになるとは思ってもいませんでした・・・

営業マンに学んでもらいたいこと

組織に所属していると、自分の思うように行かないことが多々起きると思います。しかし、それはあなただけではなく、周りのみんな全員がそうなんですね。

もちろん、主張すべきことは主張して構わないのですが、その前にできる限り相手の立場になって考える時間を持ちましょう。

思いつきで感情に任せて言い放てば、あとあと取り返しがつかない事態になってしまうかもしれませんから。

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