今でこそ営業経験は20年を軽く超えていますが、私にも営業未経験の新人営業マン時代がありました。
やっぱり不安でしたよ。
「絶対にやってやる」という強い気持ちと同時に、「俺に出来るだろうか・・・」という不安も抱えていたというのが正直なところです。
ただ、私は新人営業マンのときに、「数字が全ての営業とはいえ、これだけはやらない」と心に誓ったことがあり、そのルールをこれまで破らずにやってきたことが、営業マンとして生き残ってこれた大きな原因だと感じています。
新卒の新人営業マンの方に読んでもらいたい話として記事を書きます!
新人営業マン時代に決めた3つのルール
それでは早速ですが、私が新人営業マン時代に決めた3つのルールをご紹介したいと思います!
売れるまでは仕事以外の全てを捨てる
私は家出して戻るところがない状態でフルコミの訪販会社に就職しました。
つまり、背水の陣だったのです。
その当時付き合っていた彼女のマンションに居候させてもらっていましたが、彼女の為にも自分の為にもならないと思っていたので「半年間」と期限を切っていました。
もちろん、貯金などありませんから、半年間で住居を借りる費用を捻出し、生活できるようにならなければなりません。
遊んでいる余裕などありません。
ですから、「24時間寝ている時以外は営業に没頭する」と決めました。
今振り返ると、このときの決断は大変重要だったと感じています。
自分で買わない、身内に勧めない
営業の世界では数字に困ると「自社商品の買取」や「親や親戚などの身内に販売」することで急場を凌ぐ営業マンが沢山いることを知っていました。
そこで、「どんなに数字に困っても、絶対に自分で買わない、身内に勧めない」と決めました。
理由は簡単で、買取りや身内への営業は限界がすぐにきますので、何の解決にもならないと思ったからです。
ですから、上司から「白井、自分の扱っている商品を使わないで、本当の良さがわかるか?」と言われても頑なに拒否し続けましたし、親から「お前の会社の商品買ってやるからもってこい」と言われても断わりました。
ちょっと極端ですが、この決断が新規に強い営業マンへと成長させてくれたと思っています。
絶対に媚びない
営業マンの多くは、社内では上司に、現場ではお客さまにペコペコしていますよね。数字が全てのシビアな世界ですから気持ちは理解できます。
ただ、私は他人に媚びたり頭を下げてまで売りたくなかったので、新人営業マンのときに決めました。
「絶対に媚びない!」と。
ですから、上司と強烈に対立したことや、営業マンを見下すお客さまと本気で喧嘩したことも1度や2度ではありません。
正直、もっと上手に立ち回れたとも思いますが、媚びるという行為は自分に嘘をつくことになるので「疲弊する」と思ったんですよ。
これも、今振り返ると決断してよかったですね。
自分に嘘をついてまで仕事をするのは、お金がご主人さまの人生を送ることになっていましたから。
最後に
これは、私のマイルールですので、全部マネする必要はありません。
ただ、これからの長い営業マン(ビジネスマン)人生を送っていく上で、「これだけは絶対にやらない」ということを決めておくといいですよ。
だって、政治家や官僚をはじめ、道を踏み外した人のニュースで溢れかえっているじゃないですか!
そうなりたくなければ、フレッシュマンのうちに決断しておきましょうね。