自分のことしか考えていないマネージャー!
この言葉を聞いて「ドキッ!」とした管理職の方は多いのではないでしょうか。
よく言われていることですが、上司が部下を見ている数倍は、部下は上司を見ています。また、社会経験が短かったり、管理職を経験したことがない部下は「理性」ではなく「感情」で上司を判断します。
言い方を変えれば「直感的」に!
ですから、いくら口で綺麗ごとを言ったところで、部下のことを考えているのか、それとも自分のことだけを考えているのかはバレバレなんですよ。
そうなったら、組織は終わり。
ですから、以下に上げる「自分のことしか考えていないマネージャーの特徴」を読んで、自分に該当するものは一刻も早く改善しましょう!
手柄は自分、失敗は部下のせい
業績がいい時は自分のマネージメントが良かったから、業績が悪いと部下が数字を上げなかったから。こんなスタンスのマネージャーって本当に多いですよね。
本当に最低なマネージャーになると、自画自賛話を部下の前で延々と話し続けたりしますからね。(本当におめでたい)
ズバリいいますけど、こういうタイプって本気で部下を育てようという気はありません。自分の出世が最優先ですので、自分より上の人間には媚び、下の人間の台頭は許せないわけです。
ただ、言っておきますけど、そんなマネージャーが運よく出世して統括本部長とかになったところで、遅かれ早かれ絶対に失敗します。
だって、支えてくれる人間は誰もいませんからね。
頻繁に感情的な対応をする
本当に部下のことを考えていれば、自分の感情のコントロールくらいはするものです。
誤解しないで欲しいのは「全く叱らない」ということではありません。
「ここは叱るのが部下のためだ!」と思えば、厳しくする必要はありますからね。
但し、感情に任せて怒り続けるのであれば、そのマネージャーは自分のことしか考えていません。
過去に私が所属していた営業会社で、本当に最悪なマネージメントをする上司がいました。業務終了後、毎日のように怒鳴り散らすのですが、終電なんてお構いなし。電車通勤のメンバーは、やむなくファミレスなどで仮眠をとって翌日出社するような状態が続き、遂には疲労が溜まりに溜まった営業マンが朝礼中に意識を失ってぶっ倒れ、救急車で病院に運ばれるという事態になりましたからね。
このマネージャーは「自分の気が済むまで感情を部下にぶつける」典型的なタイプでしたが、私は「上司の悪口を酒の肴にして飲む部下」よりもたちが悪いって思いましたね。上司の立場を利用して、部下の人間的な生活に支障が出るようなことをしているわけですから。
マネージメントのためのマネージメント
上記のタイプとは違いますが「マネージメントのためのマネージメント」をする上司も自分のことしか考えていません。
「会社から命じられたから、しょうがなくマネージャーをやっている」
「役職手当がもらえるから、マネージャーを引き受けた」
こんな「マネージャーたるもの!」のような思いが全くない人間は、部下のことを真剣に考えるタイプはいません。
ハッキリ言いますが、こういう人は管理職のお声がかかっても辞退するべきです。
最後に
部下思いのマネージャーは、「業績がいい理由は部下の活躍、業績が悪い原因は自分にある」と考えますし、実際にそのように口にします。
誰でも自分が可愛いことに例外はありません。
しかし、その気持ちをどうやって抑えるかがマネージャーになったら問われるようになるのです。
そうそう、営業会社の場合、降格したっていいじゃないですか。
再度、個人としてトップセールスを目指すことも出来ますし、数字が良ければ再チャンスだって与えられるんですから。
ちなみに、部下を甘やかせとか、嫌われないように心掛けろと言っているわけではありませんので、誤解のないように。