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この訪問販売物語は、私の過去約20年の営業現場を振り返りながら現場の役に立つ情報を発信することを目的としています。

やっぱり、真面目に頑張っていれば見ている人は見ていてくれるんですね。

社内にいた意外な味方

和

この会社に入社してどのくらいが経った時だったでしょうか。私の周辺で少しずつ変化が現れはじめました。

「今日は久々の社内日だ!」

私は、片道2~3時間の長野県を担当していましたし、とにかくルートセールスは初めての経験だらけ。仕事のスピードも遅く全然追いつかないので、ほとんど外に出っ放し、社内で仕事をするなんてなかなか出来ない状況でした。

「疲れも溜まっているし、今日はサッサと仕事を終わらせて帰ろう」
ウキウキしながら仕事をしていると、それだけじゃなく嬉しい事がありました。

それは、全く受け入れられていなかった社内に、私の見方がいる事がわったんです!

どういうことかというと、その会社では注文書を出すと、売店に卸す商品の値付けなどはパートのおばちゃんがやってくれていました。

そのパートのおばちゃんと初対面だったのですが、私の協力者がいたのです。

「白井さんって、あんただったの。まぁ~、いっつも朝から晩まで外に行きぱなしで帰っちゃこんし、えらいこんじゃんね~ってみんなで話してたのよ」(月曜から夜更かしで、よくディスられている甲州弁です)

私にしてみると、「はぁ」という感じだったのですが、このおばちゃん、私の為に売れ筋商品などを確保して回してくれていたらしいんです。

「白井さんはいっつもいないから、ほっといたらいい商品はみんな無くなっちもうから、とっといたんだよ」

一生懸命やっていると、誰かが見ていると聞いたことはあるけど、本当にあるんだなぁ~って思いました。

みなさんにとっては当たり前かもしれませんが、その当時の私は訪販の会社しか経験が無く、それまで、周りは「ライバル」だったんですよね。

もちろん「仲間」でもありますが、私の代わりに契約を取って来てくれる訳でもないですから、どちらかと言えば「競争相手」なわけで。

こんな風に会社の「和」みたいのを感じたのは初めてだったかもしれません。(今考えれば、訪販の会社にも内勤の事務員さんとかがいましたから、知らないところで支えられていたのですが、当時の私はそういう事に気が付いていなかったのですよね)

しかし、いい事があれば悪い事があるわけで。業界ならではというか、同業他社からの嫌がらせを受ける事になるとは思ってもいませんでした。

次回はその「嫌がらせ」について書こうと思います。

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