あらゆることに対して「自分は平均以上のレベルだ」と判断してしまう人が多いということを知っていますか?

この心理は「平均以上効果」と呼ばれていて、自己評価が客観評価よりも高くなる傾向があるという心理のことです。

今日はこの「平均以上効果」について取り上げてみます!

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平均以上効果の事例

平均以上

平均以上効果という言葉を初めて聞いた方もいると思いますので、解りやすい事例をあげて解説しますね。

ここ数年、高齢者ドライバーによる悲惨な事故が増え続けていますよね。
「ブレーキとアクセルを踏み間違てしまった」みたいな原因の事故が本当に多発しています。

では、何故このような事故が多発してしまうのでしょうか。

その理由は平均以上効果によって「私は一般的な高齢者と比較して脳も体も元気な方だ!」と過信してしまっている高齢者の方が多いからです。

最近では、事故の多さから高齢者の自動車免許の返納が叫ばれていますが非常に難しいでしょうね。もちろん、地方の山間部など車がないと生活が出来ない地域の方がいるという理由もありますが、平均以上効果によって「まだまだ大丈夫!」と思いこんでいる方が多いのが大きな障壁になっているのは否めません。

ビジネスにおける平均以上効果

ビジネスで平均以上効果によって過大な自己評価をしてしまうのは男性に多いと知られています。

男性の場合「仕事が出来るか出来ないか」は人生における重要なファクターですので、「私は仕事が出来ない男です!」と素直に認めることはなかなか難しいというのが原因なのでしょう。

ちなみに、自分の評価と他人の評価の間には2割ものギャップがあると言われていますので、「俺は平均上の仕事をしている」と思っている人の多くは平均点以下の仕事しか出来ていないということになります。

あんまり悲観的に考えるのはよくありませんが、「自己評価はどうしても甘くなる」ということを常に頭に入れておく必要がありそうです。

数字が全ての営業に平均以上効果は働かない

さてさて、前置きが長くなりましたが、営業職が最高なのは「数字」という超客観的な指標があるので平均以上効果が働かないからです。

大抵の場合、上司はもともと優秀な営業成績をあげていた実力者ですので、「仕事も出来ない威張っているだけのおじさん」が偉そうに踏ん反り返っているという状況はあまり考えられません。

私のような性格の人間にとっては「最高!」って心から思える環境です。

但し、実力もなければ仕事も出来ないのに、いろいろと策を講じて自分の評価をあげようと考えるような小賢しい人間にとっては地獄でしょうね。

だから、多くの人が耐えられなくなって辞めていくのだと思います。

まとめ

営業職って「辛い」「大変」「ストレスがヤバそう…」というマイナスイメージが多いですが、「平均以上効果が働かない」などのいい面も沢山ある仕事です。

就活生の9割がやりたくない仕事に営業をあげていますが、営業のいい面にも目を向けて欲しいな~。

当ブログを読んでいる多くの営業マンのみなさん!
そう思いませんか?

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コメント一覧
  1. 砂糖 より:

    似たようなのだと『イケア効果』なんていうのもありますね。
    初心者は、自分の作った物を他者よりも高く評価してしまいがちというものですが。
    それが例え不出来なものでも。

    平均以上効果が、自己の能力を過大評価するという現象心理効果なら、
    イケア効果は自己の作った物を過大評価するという人間の心理に基づく効果になりますね。


    イケア効果の実験は、最初は折り紙を材料に行われました。
    素人と職人に折り紙を作らせ、それを顧客に入札させて評価するというものだったのですが、
    当たり前ですが、金額の評価は別れます。
    素人の折り紙は平均五セント、それに対し職人の作った折り紙は平均二七セントの評価を受けました。

    ここで面白いのは、素人は自分の作品に対し、職人と同じか、それ以上の金額を自己評価したということでしょうか。
    逆に職人側のほうは、顧客からの評価額より少なく見積もってるくらいでした。

    明らかにどちらの作品の出来が良いのか、一目瞭然だったというのにです。

    そして、これに関連するのが『ダニング・クルーガー効果』でしょうね。
    能力の低い人ほど、自分の能力を過大評価しがちという、
    これも心理学だとかなり有名な話ですが。


    ダニング・クルーガー効果も色々パターン変えて実験が行われていますけど、
    クリストファー・チャブリスが行ったものでは、客観的なデータや数字を示されても、改められない人もいるという結果が出ているんですね。
    心理学教授のロバート・レヴィーンも同様の実験を行っていますが、
    人間って客観的な指標を突きつけても、それを拒否するんですね。
    特に能力が低い人ほどその傾向が高かったです。

    逆に能力が高い人は、冷静にそれを受け入れて改善したり、スキルを伸ばす訓練を行うようです。


    もっとも管理人さんの仰っている

    >営業職が最高なのは「数字」という超客観的な指標があるので平均以上効果が働かないからです。

    という部分は前後の脈絡から自己評価ではなく、第三者の評価を指している事は理解できます。
    客観的事実を突きつけられて、それでも自己評価を変えずにいても、
    周りからは、そういう評価をされるだけだという意味で、言われているはずでしょうから。

    ただ、誤解の無いように行っておけば、
    平均以上効果は、自身の能力の思い込み、あくまでも自己評価に関わるバイアスなんです。
    さきほどのダニング・クルーガー効果でも説明したように、客観的事実を示しても改善せず、自己評価を改めない人もいるんです。

    だから管理人さんの周りにもそういう営業畑の人、いたんじゃないですか?
    よく思い出してみてください。
    営業成績悪くても、ただ、自分の実力を出し切れなかった、運が悪かった、そういう具合に原因を他に押し付けて、
    その癖、学ばない、スキル伸ばさない、そういう努力すらしないって人が。

    • 営業コンサルタント@白井勝 より:

      砂糖さん
      コメントありがとうございます。

      ブログ読者の参考になると思うので、今回のコメントも公開させて頂きます!

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