同じ会社の営業マンとの不毛なトラブル – MSH第51回 –

このMSHシリーズは、営業マンのみなさんの参考になればと、私の過去20年間の営業人生(BtoCのとき)を出来るだけリアルに振り返った物語です。

さて、今日は私が経験した本当にバカバカしい同じ営業会社の他営業所の営業マンとのトラブルについてお話しします。

「あ~、アホクサ」って本当に思ったな…。


スポンサードリンク




営業所同士で競わせるための愚策

これだけ営業に対する風当たりが強いご時世ですから今はないと思いますが、私がBtoCの営業マンをやっていた頃は、同じエリアを複数の営業所が担当しているのは珍しくなかったんです。

ですから、現場で他の営業所の営業マンとバッティングすることは頻繁にあったんですね。

酷いときなんて、商談中に「ピンポ~ン!」って玄関のチャイムが鳴ったと思ったら、同じ会社の営業マンが後から入ってくるんですから(汗

「お疲れまで~す!」と笑顔で言いますが、「何しに来たんだ!?さっさと出てけコノヤロー!」みたいな殺気をお客さんにバレないように発したものです。

営業所同士の不毛な縄張り争い

そんな状態ですから、営業所同士でもめちゃくちゃ縄張り争いが激しかったんです。
そして、ある日大きなトラブルに発展しました。

とある日。

私は以前から目を付けていた新築マンションに部下を連れて到着すると、同じ会社の営業マンが既に陣取っていました。

「白井さん、ヤバいですよ。あいつら厚木営業所じゃないですか?」

状況を少し説明しておくと、このとき私が勤めていた営業会社は同じエリアを複数の営業所が担当していたので現場でのバッティングは多かったのですが、その中で恐れられていたのが厚木営業所なんです。

厚木営業所と言っても名ばかりで、実際には独立採算の代理店。

ですから、同じ看板を背負った営業所だろうが何だろうがお構いなしで脅かして追い払って美味しい案件を独占するので有名だったんです。

「あれが噂の厚木営業所の営業マンか~…」

私が車を降りるか降りないかというタイミングで、若い営業マンが私に近づいて来てこう言いました。

「ここ、俺らでやらせてもらいますから!」

噂を聞いていたので友好的だとは思っていませんでしたが、ここまでとは。
でも、私も大人しく引き下がるタイプではありませんので、こう言いました。

「俺ら!?おいおい、ここお前らの縄張りか何かか?」

同じ会社同士で馬鹿らしいとは思いましたが、黙っていたら追い出されてしまいますからね。
しかし、相手はやんちゃなタイプなのでこう言い返してきました。

「は?お前らに任せたら外しまくるだろ?」
(外すとは契約を逃すこと)

カッチーン!
完全に頭に来たので、こう言いました。

「おい!お前誰にもの言ってんだ!?外さねーよ。」

ね、バカみたいでしょ(笑
でも、これがその当時の訪問販売の会社の現状です。
(他はここまで酷くないかもしれませんが)

ヤベー奴呼ぶから!

さて、私が一歩も引かないので困ってしまったのでしょう。

「すみません。白井って営業マンが全然引かないんですけど!」
こんな感じだったのですが、電話を切るとすぐにこう言われました。

「もうすぐ佐藤さん(仮名)が来るから!」

この佐藤さん、実は過去に刑務所暮らしの経験がある現地でもっともバッティングしたくないと名高い営業マンだったのです。


そして、10分後。
眼光が鋭く、いかにもというタイプの営業マンが私に近づいて来てこう言いました。

「お前、どこの営業所の誰だよ!?」
完全に凄んで追い払おうという魂胆です。

しかし、私が「町田営業所の白井!」と言うと状況が一変しました。

「白井さん…!?ちょっと待ってください」

実は、私は以前に厚木営業所のNo2と現場で勝負して勝ったことがあり、名前を耳にしたことがあったのでしょう。

電話をすると「すみませんでした。お互い頑張りましょう!」とすんなりと揉め事は収まりました。

営業の世界は実力次第

一流大学を出て、一部上場企業に勤めている営業マンの方にしてみればレベルの低い話だと思うかもしれませんが、私は
ド底辺のフルコミッションの営業会社からスタートしたので、こんなくだらない経験を数多くしてきました。

ただ、ド底辺と言えども営業の世界。
数字がものをいうんですよね。


数字が全ての世界を嫌う方も多いですが、私は判りやすくて好きです。

何故なら、今日のエピソードに限らず数えきれないほど数字に守られた経験があるからです。


スポンサードリンク
スポンサードリンク



LINEで送る
Pocket


コメントを残す

note 始めました

営業の疑問・質問・悩みの相談が無料です
サブコンテンツ

このページの先頭へ