一流の営業マンになりたければ「人として正しいか」で判断せよ

目標やノルマがあるので、自分の数字のことで頭がいっぱいになっている営業マンって多いですよね。

ただ、一流の営業マンになりたければ、ときには数字ではなく「人として正しいか」で判断する必要があります。

正義

どういうことかを具体的な例をあげてお話ししますね。


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汚れた女王

私が以前所属していた営業会社では、全国の営業マンが数字を競うコンテストが夏と冬にありました。
成績優秀者には海外旅行などの賞品が与えられるので凄く盛り上がるんですね。

そして、そのコンテストで8回連続で全国1位を取り続けているセールスウーマンがいたんです。

その業績と言えば半端なものではなく、2位の営業マンの3倍以上の数字を上げるというモンスターぶり。
会社内では「女神」と崇められていました。

私も当然ですが、同じセールスパーソンとして彼女の営業力には関心があったので、コンテストの優勝スピーチのときなどは「一言一句聞き逃さないぞ!」と集中して聞いたものですが、ひとつ不思議に思うことがあったんです。

それは、どう考えてもあれだけの数字を叩きだす人に感じられないんですよ。
オーラを感じないというか、不穏な空気すら漂っているように思えて仕方が無かったんです。


そこで、私は彼女が所属している千葉まで行って、彼女の実際のセールスを見てみたんです。

もちろん、私の存在に気が付けば彼女はいつものセールストークをしないかもしれませんので、隠れて聞きました。それはもう探偵になった感じでしたよ(笑

しかし、特に「これは!」という感じではなかったんです。
私の中の疑問は膨らみつづけました。

消費者センターからの警告

それから、1年くらいは経ったでしょうか。
あるとき、マネージャーから千葉営業所に消費者センターから警告が入ったと聞きました。
理由は完全にアウトのオーバートークです。

つまり、彼女は契約を取るためなら、あることないこと言ったり、ときには嘘をついていたんです。
顧客からの相談件数が多いので、消費者センターが動いたんですね。

その時に思いました。
「汚れた女王だったのか…」と。

敢えて売らないという判断をしました

今度は私の話です。
とある営業会社であと1本契約を取れば役職に上がれるという状態のときのことでした。

BtoCの訪問販売だったので、一般家庭にお伺いして商談したのですが、話を聞いている奥さんの表情が冴えません。

自慢じゃありませんが、私は商談でお客さんにつまらない顔をされることはほとんどないので、「もしかして、この奥さん、俺のことが生理的に苦手なタイプなのかな…」って心配になったくらいです。

商談も終盤。
いよいよクロージングというときに、驚くべきことが起こります。

それは、奥さんがボロボロと涙を流して泣き始めたんです!
「どうしたんですか?大丈夫ですか?」と尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「実は、私は営業に凄く弱いんです。過去にもいろいろと契約してしまって主人にも呆れられているくらいで… 『今度契約したら離婚だ』って言われてるんです…」
考えてみれば、ここまで反応が悪いのに最後まで話しを聞く人はいません。

どうやら、この奥さんの言うことは本当のようです。
私の営業経験から、ここで押せば契約は間違いなく取れると感じていました。

もちろん、契約を取れば昇格できるし、役職手当がつくので自分の収入はアップします。
でも、家庭を壊してまで売るのは、人として正しいとは思えません。

「わかりました。契約しなくてけっこうです。ただ、奥さんのようなタイプは二度と営業マンを呼ばない方がいいですよ」
 
そう言って家を去りました。


営業所に帰ったら「勝負弱い奴だ!」って所長にめちゃくちゃ絞られました。
もちろん、役職の件もパーです。

でも、今振り返ってもそれで良かったと思っています。
人として間違えてまで、数字や役職が欲しいとは思いません。

本日のまとめ

セールスの世界では、自分の数字のために無理やり売りつけたりすることが残念ながら行われているのが現状はないでしょうか。

しかし、そんな仕事をすれば、会社の信用が地に落ちるだけでなく、営業マン自身も疲弊してしまいます。
そんなことまでして売るのが人として正しいのでしょうか。

また、逆にお客さまのためであれば、少々高くてもベストなものおすすめするべきです。
理由は、お客さんは営業マンほど商品やサービスを熟知しないから。

「あのときは価格が安いことだけしか考えていなかったけど、やっぱりもう少しいいものにしておけば良かった…」

一流の営業マンは、こんな後悔をお客さまにはさせません。


利己的な営業を続ければ、お客さまも自分自身も損をすることになると強く認識しましょう!


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