もらい事故のリスク!車で外回りのビジネスマン向け交通事故知識 4回目

車で外回りをしているビジネスマン向け交通知識の4回目は自動車保険の落とし穴についてです。

今現在、示談の話し合いが始まる前の状態ですので、ここから先にいろいろと知らないことが出てくると思います。しかし、ここまでの数日間だけでも交通事故を経験しなければ知り得ない驚くべき事実を知ることになりました。

経済的全損(自動車保険)

車を運転する方であれば絶対に知っておくべき内容ですので、是非読んでみてください!


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100:0で過失なしの事故に隠された大きなリスク

先日、記事1回目の記事で事故状況を簡単に書きましたが、読んでいない方もいるかもしれませんので、再度簡単に説明します。

世田谷通りを川崎方面から東京方面へ走っていると、前方が自然渋滞していて多摩川の橋の上で渋滞の最後尾に停車していたら後ろからベンツに突っ込まれました。

私の車は完全な停車中だったので、100(加害者):0(被害者)で私に過失はありません。

「本当に朝からついてないや…」

腹立たしい気持ちを抑えながらも、加害者に任意保険(自動車保険)のことを尋ねると加入していたので「車の修理などでこちらの保険は使うことはないので、経済的なマイナスはないだろう」と思っていました。

しかし、実は私が交通事故に関しては無知なだけで、大きな損失を被ることになると同時に、膨大な手間と労力に時間を割かれることになってしまったです。

100:0で過失が無い場合、自分の保険会社は動かない

私は事故直後警察を待っている間に、レッカー車の手配とアドバイスを求めるために自分の任意保険会社(外資系)に電話をしました。

レッカー車の手配はもちろん、加害者の免許や任意保険、連絡先など事故現場で聞いておくべきことをテキパキと教えてくれたので「いざというときは頼りになるな~」って思っていたら、驚くべきことを言われました。

「今回の事故で弊社が出来るのは、レッカー車の移動や事故に関するアドバイスのみです。加害者側の保険会社との間には入れませんのでご了承ください」

「おいおいおいおい!嘘だろ~。何のための保険会社何だよ!!」

こう思いましたが、これは私が無知なだけでした。

どういうことかと言うと、100:0の過失無しの被害者側の交渉に入ると非弁行為(弁護士法72条)に抵触してしまうので、保険会社としては動けないのです。

つまり、この先加害者側の保険会社と直接やり取りをしなければならないのは私なんです。

加害者は保険会社に丸投げで手間がないのに、被害者は自分であれこれ対応しなければならないのは心情的には納得がいきませんが、これが法律で決まっているルールなのですからしょうがありません。

ただでさえ、怪我の通院などで仕事の時間を奪われるのに、電話対応を始め、いろいろな書類に目を通して必要事項を記入したり本当にうんざりです。

時価額と経済的全損、車両全損修理時特約

そして、もうひとつ驚いたのが、相手が任意保険に入っているからといって、車の修理代や新しい車の買い替え費用が保障されるわけではありません。

加害者が任意保険で車両保険に車両全損修理時特約というオプションを付けているかどうかで保障額が全く違ってきます。加入していれば修理費が車両保険の保障金額を超えた場合、さらに50万円を上限に補償されます。

しかし、これは相手に対する保障ですし、当然月々の保険料が高くなるのでオプションを付けていない人が多いんですね。とある自動車保険会社では保険加入者全体の9.8%しか車両全損修理時特約を付けていません。


さて、現時点(この記事を書いている時点)では事故車の時価額が出ていないので、ありがちな例をあげて解説します。

まず、聞きなれない言葉が出てきますので、その解説をしておきますね。

時価額:事故車と同車種、同走行距離の中古車の市場価格
経済的全損:修理費が自動車の時価額に買換え諸費用を足した金額を超えてしまう場合この場合のこと


さて、これを理解した上で以下をみてください。

事故車の時価額:30万円
修理費:80万円(加害者側の保険会社が実際に事故車を見て算出した予測修理額)

そして、加害者が車両保険に車両全損修理時特約をつけていない場合、加害者側の保険会社が保証してくれるのは時価額の30万だけで、差額(修理費80万円ー保障額(時価額)30万円)の50万円は被害者が被ることになるのです!

こんなバカなことあるかよ!
あなたがもし、100:0の過失無しの被害者であれば、絶対にこう思いませんか?

ですから、新車であれば時価額は高いかもしれませんが、買ったばかりの車を事故車にされたというショックが大きいでしょうし、古い車の場合は時価額が低いので修理費用や買い替え費用に全然足りない保障しかされないということになります。

加害者側は守られて被害者側が金銭的にも手間や時間、怪我などでも大変な思いをしなければならないのです。

本日のまとめ

今まで大きな事故を経験したことがない方は知らなかったのではないでしょうか。
私も全く知らなかったのでショックを受けました。

今は、加害者側の保険会社の物損担当者からの連絡を待っている状態です…

「みなさんもくれぐれも気を付けてくださいね」と言いたいところですが、今回の私のように停車中に後ろから追突されるのは防ぎようがありません。

こういう現実があるので、自動ブレーキシステムを搭載した車が増えてきているのかもしれませんね。


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