もと上司をヘッドハンティング BHS第38回

このBHSシリーズは、私が経営コンサルティング会社の営業マンだったときのリアルを可能な限りそのままお伝えしています。

居酒屋

さて、初めてのリクルーティングということで、もと上司のMさんをヘッドハンティングすることにしました。

果たして、その結果は…


スポンサードリンク




久々の再開

飲みの誘いであれば絶対に会ってもらえると確信があったのですが、予想通りMさんは私の誘いに快くOKしてくれました。

そして、当日。
待ち合わせの自由が丘駅で久々にMさんとの再開です。

「おお!まさる~!」
Mさんに下の名前で呼ばれると、昔にタイムスリップしたような感覚になります。

というのは、Mさんと一緒に働いていた営業会社には、私と同じ白井という名字の女性がいたので、わかりやすくするために私は下の名前の「まさる」と呼ばれていたんです。

「お久しぶりです!」

全く変わっていないMさんの姿に懐かしさを感じつつも、私にはさっそくやらなければならないことがありました。

「実は、今日はもうひとり一緒に来てるんですよ…」

実は社長のTは「いきなり2人で現れると、Mさんが警戒するのでは…」という理由で少し離れて待機していたんですね。

でも、そんな心配は無用でした。

「おお!Tも来てたのか!!」

またもやMさんが久々の再開を満面の笑みで喜んでくれている姿を見て、私は少し罪悪感に苛まれていました…

本題から切り出すと…

駅からそんなに離れていない居酒屋について一通り注文を済ませ乾杯すると、久々の再開ですから世間話がはじまります。

しかし、私が頭の中で考えていたのは「いつ本題を切り出そうか…」というタイミング。

ただ、Mさんのこの一言をきっかけに本題に入らざるを得なくなりました。

「最近どう?今は何してるんだっけ?」

もともと回りくどいことが苦手で単刀直入なタイプの私は、このように切り出したんです。

「実は、今2人で同じ会社で働いているんですよ」

器の大きな人間

そして、こう続けました。

「単刀直入に言いますが、今日はビジネスの話をしに来たんです!」

正直言って、このときは少々緊張しました。
何しろ久々の再開ですからね。

「何だよ!久々に会ったのに、そんな話かよ!」
こんなふうに言われる可能性が十分にあります。

〇ムウェイなどのネットワークビジネスを友達にすすめた途端に連絡が取れなくなったなんて話がよくありますよね。

(もちろん、私達がMさんに持ってきた話は怪しい話ではありませんが…)

一瞬Mさんの表情は変わりましたが、私達が一通り説明するのを黙って聞いてくれました。
そして、「誘ってくれて嬉しいよ」と言ってくれたんです。

「やっぱり、この人は器が違うな!」

ますます、「一緒に働けたら!」って思いました。

多分、社長のTもそう思っていたと思います。

即決を狙いにいく!

そうなれば、あとは即決を取りに行くまでです。

何故なら、Mさんは非常に忙し上に、何度も馴れ合いで会ってくれるタイプではありませんので、今回を逃したら次のチャンスはないからです。

しかし、結論から言うと、その場でいい返事をもらうことは出来ませんでした。

それはそうですよね。

何とかやってこれたくらいの実績しかありませんので、アピールするものが少なすぎます。伝えられることといったら、数少ない実績とやる気くらいしかありません。

会社のパンフレットなどを広げて説明したのですが、自分でも手応えの無さを感じていました。

また、MさんにはMさんの事情があり、BtoCの違う営業会社に転職しようと考えていました。その話しぶりから、どこからかお声がかかっているような感じです。

「そりゃあ、そうだよな、優秀な人間が放っておかれるわけないもんな…」

無理やり説得できるような相手ではありません。

「考えてみるよ」
こんな感じで、お開きになりました。

やることはやった

「どうだったんでしょうか?厳しそうですね…」
私の言葉に社長はこう答えてきました。

「できることはやったと思いますよ。仕事は人生がかかっていますから、どちらにしろそんなに簡単には決められませんよ。」

そして、こう続けます。
「あとでメールを打っておきます。やれることはやっておきたいですから」

「多分、駄目だろうな…」

久々に飲んだアルコールの影響で、蓄積していた疲労が倍増した重たい体を引きずるようにして、家路に着きました。



次回は、その後どうなったかをお伝えしますね。


スポンサードリンク
スポンサードリンク



LINEで送る
Pocket


コメントを残す

note 始めました

営業の疑問・質問・悩みの相談が無料です
サブコンテンツ

このページの先頭へ