飛込みの訪販にも慣れ、月によってはトップを取れるくらいの実力がついてきました。

そんな時に本当にビックリするような出来事があったんですよ…

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社会人駆け出しの頃の自分

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話は学生時代にさかのぼります。

私は、若い頃父親との確執が酷く、自転車で家出して年上の社会人の彼女の家に居候させてもらっていました。

フリーターを辞めて、訪販の会社に就職したのも「いつまでも彼女の世話になっている訳にもいかない」というのが理由のひとつでした。

とてもいい彼女でしたが、若い頃の私が常にピリピリしていたせいで長くは続かず、毛局は別れることにになってしまいます。(本当に私が悪かったので、今でも申し訳ない気持ちです)

それからというもの、しばらくの間は営業の仕事に没頭しました。

「稼いで公務員の親父をギャフンと言わせてやる」「叩き上げで必ず成り上がってやる」

正しいかどうかは別として、こんなモチベーションで毎日訪販の会社で格闘し続けていたのです。

偶然の再会

しかし、営業成績も安定してきて、月によってはトップセールス。
このような時期に、所謂「中だるみ」状態になってしまいます。

「明らかにモチベーションが以前より下がっている…」
自分でもしっかりと認識していました。

営業をはじめた頃の緊張感は全くありません。あれほどフルコミの世界に怯えていたのに、慣れというのは怖いものです。

そんなある日、珍しく都内を回っていた時のことでした。

「全くよ~、都内はドアが開かね~よな~…」
こんな事を考えながら飛び込んでいると、後ろから突然声をかけられました。

「あの~、もしかして白井くん!?」
声をかけてきたのは、以前居候させてもらっていた彼女でした。

「ひ、久しぶり…」
じっと私を見つめ続ける彼女の視線が気まずくて、何を話していいか判りません。

汗まみれで、片手に浄水器の見本を持っている私をまっすぐ見ながら彼女はこう言いました。

「上手く言ってるの?それにしても、あなたがやりたいことってこれだったの?」

その彼女は医療系の当時伸び盛りの一流企業に就職していたので、私のように訪問販売で営業をしている状況が信じられなかったのかもしれません。

ただ、その彼女の一言が私の心に火をつけてくれました。

「こんな段階の途中で中だるみをしている場合ではない。この会社は将来のためのワンステップに過ぎないんだ!」

しかし、そんな時でした。
母親が癌になった事を知ったのは…

これによって、私の人生は大きく軌道が変わってしまうことになるのです。