アクシデントだらけのヘアサロン営業 BHS第28回

このBHSシリーズは、私が経営コンサルティング会社の営業マンだったときのリアルを可能な限りそのままお伝えしています。

喘息の営業マン

コホン、コホンッ

大切な商談が明日控えているのに、持病の喘息の発作に襲われて夜通し咳が止まらず、ほぼ寝れないまま朝を迎えることになってしまいました…


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最悪の事態に愕然

「ふう~、何とか死なずに朝を迎えられたか…」

喘息の発作を1度でも経験したことがある人は判ると思いますが、本当に「死ぬかも」って思うくらい苦しくて不安になりますよね。

ここ数年は、薬や吸入で喘息を上手にコントロールしていたつもりだったのですが、寒い時期に風邪を引いたのが悪かったのでしょうか、久々に目の前に火花が散るくらい咳き込みました。

ヒュー、ヒュー

完全に寝不足で重たい体を無理やり起こしてはみたものの、気管が狭まっているのか息苦しさを感じます。しかし、今日は大切な商談がある日ですからお休みするわけにはいきません。取り敢えず吸入を済ませて、顔を洗い鏡を見たのですが愕然としてしました。

喘息の発作の咳が激し過ぎて目の血管が切れ、右目の白目が赤く血で滲んでいたのです。

これ、ヤバくねーか?

しかし、私達の会社には私以外に営業マンの代わりはいません。取り敢えずググってみたら「喘息の発作で目の血管が切れることがある」ことと「放っておけば自然に治る」という情報があったので、病院はパスして予定通り埼玉県の美容室の商談に直行することにしました。

営業マンたるものケガも話題に

自宅から商談先の埼玉の某駅までは電車で1時間強。その道すがら私はずっと考えていました。
「この真っ赤な目をみたら商談相手の社長はどう思うんだろう…」

私がお客さまに勧めているのはコンサルティングサービスです。ですから、一番大切なのはお客さまに「この人だったら信用できる!」と思ってもらうこと。ですから営業マンである私の印象は超重要なわけです。

しかし、血管が切れた右目は真っ赤ですし、寝不足で顔色は真っ白。加えて喘息の発作の影響で息苦しさが若干残っていて、いつものようにフルパワーで元気よく話すのも難しそうな状態でした。

「でも、どう見たって真っ赤な目には気がつくだろうな…」

そこで、私は決断しました。「どちらにしろ隠せる状態じゃないんだし、こっちから話題にしよう!」そして、商談相手のヘアサロンの本部事務所のあるマンションのドアフォンのベルを鳴らしたのです。

全く盛り上がらない商談だったが

「どうぞ」

玄関で私を出迎えてくれた男性は年齢的には初老といった感じですが、とてもおおらかそうで何処となくおしゃれな感じのおじさま。さすがヘアサロンのオーナーといった感じの方でした。

「寒いですね~」こんな月並みの世間話をしながらお邪魔し、名刺交換をした後に意を決して言いました。「すみません、最初に申し上げたいのですが、私の右目が真っ赤なのは喘息の発作が原因なんです。本当にお見苦しい状態で申し訳ございません…」

すると、「大丈夫?」と言ってくれたものの、会話としては全く広がらないという少々予想外の展開に。その後も喘息の影響で大人しいデモになってしまいましたが、何とか契約には漕ぎつけました。

やっぱり、営業マンはどんな状況でも契約を取るのが使命ですからね。


その日は、会社にデモの報告の電話を入れて帰社前に病院へ行かせてもらいました。

今考えると、収入ゼロでろくなものを食べていませんでしたし、「いつになったら売上が上がるんだろう…」とか「会社が潰れたら営業を任されている自分の責任だな…」という不安やプレッシャーも体調不良に影響していたのではないかと思います。


そうそう、このヘアサロンですが、この後とんでもないアクシデントが起こります。それに関しては次回お送りしますのでお楽しみに。


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