エステ企業との大トラブル【対決編】 BHS第16回

突然の業務停止の申し出で窮地に立たされた私達ですが、どうしても後に引くことは出来ませんでした。
理由は、この企業からの報酬を取りっぱぐれたら、即倒産という状況だったからです。

苦悩するビジネスマン

選択肢はありません。
契約を取った営業マンである私と、この企業の業務を担当しているYさんで、先方へ乗り込むことになりました。


スポンサードリンク




後がない崖っぷち

当時の私達の会社は、資金難で倒産寸前でした。

せっかく大手のエステ会社と契約し、コンサルも順調にすすみ、ようやくまとまった売り上げが上がるかと思っていた矢先の「業務停止」の申し出です。

しかも、先方の部長は「とにかく今すぐ手を引いてほしい」ということ以外の一切の理由を言いません。法人営業を始めて半年の経験しかない私には、何が何だかさっぱりわからないという状況でした。


そして、一番の問題はこの企業から上がって来る予定の約200万円の売り上げが回収できなければ倒産が決定してしまうということ。創業メンバー4人が人生をかけて起業して半年、早くも解散になってしまうかもしれないのです。

「正直、荷が重い…」
普段は強気な私でしたが、このピンチやプレッシャーに押しつぶされそうになりました。しかし、この企業と契約した張本人は営業マンの私です。逃げ出すなんて許されることではありません。

生き残るすべを模索するミーティング

社長のTさんと私、業務を担当しているYさんの3人で戦略を練りました。

「状況から考えて、このまま全店舗のコンサル業務を続けることは不可能。しかし、今コンサルに入った店舗に関しては撤退はしないで報酬を得る」

これが現実的な生き残りのラインでした。

しかし、一番の問題なのは「契約書が手元にないこと」です。
「そんな契約をした覚えはありません。だってうちとの契約書がないんでしょ?」なんて言われたら話は拗れます。それに、最悪裁判に持って行かれたら、弁護士を雇うお金も無いのでジ・エンドです。

話せば話すほど、ハードルが高く感じてきましたがやるしかありません。数日後に訪問することを電話して、相手企業に訪問する旨を伝えました。

直接対決の為に、2度目の訪問

1度目の訪問のときも緊張しましたが、今回の緊張感は種類が違います。前回は「武者震い」でしたが。今回は完全にビビって震えています。

業務担当のYさんの「なるようにしかなりませんよ」という言葉にちょっとだけ勇気づけられて、ビルの6Fにあるエステ会社の本部に乗り込みました。


エレベーターを降りてあいさつをすると、前回の歓迎ムードとは全く違った対応。まるで、悪者を睨みつけられうような厳しい視線を感じました。

そして、前回と同じ入り口近くの会議室に通されると思っていたのですが、今回は奥にある別の会議室に通されました。「もしかして、入り口近くの会議室だと(もめているところを)誰に聞こえるかわからないから奥にしたのかな…」そんなことを考えていました。


数分後、ガチャッという扉が開く音がしたと思ったら、初デモのときにいた部長と課長、そして、その時にはいなかった取締役本部長が現れました。

「やっぱり、社長は来なかったか…」こんなふうに思うと同時に、「この本部長には要注意だな」って直感が働きました。大抵、後から出てくる人というのは、面倒くさいことを言うことが多いからです。


私が名刺を出すと、文字通り事務的な感じでさっさと済まされ、怪訝な表情で私達二人をじっと見ています。出来れば、このまま時間が止まって欲しいと思う気持ちもありましたが、黙っていても何も始まりません。

私は意を決して、言葉を発しました。
「今回、部長から突然のご連絡を頂きましたが、どういうことなのかご説明頂きますでしょうか…」


そして、壮絶な戦いが幕を切りました。


スポンサードリンク
スポンサードリンク



LINEで送る
Pocket


コメントを残す

note 始めました

営業の疑問・質問・悩みの相談が無料です
サブコンテンツ

このページの先頭へ