「金無し、人無し、人脈なし」ってこういうことか BHS第6回

パソコンを自費で購入しただけではありません。
私は企業というものを完全に甘く見ていたのでした…

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BHS(ベンチャー企業の法人営業マンの真実)は、創業メンバーとして起業するベンチャー企業で経験した真実をお送りするシリーズです。

このブログの読者の中には将来起業を考えている人もいると思いますので、前回に引き続き厳しい現実をお話ししたいと思います。


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次々に思い知らされる企業の現実

前回、初出勤早々に20万のノートPCを自費で購入した話をした。

【参考】本当に何もなかったスタートアップ BHS第5回

しかし、そんなのは序の口。
「金無し、人無し、人脈なし」で起業するということの本当の厳しさを次々に知ることになったのだ。

私は長いことフルコミッションの弱肉強食のセールスの世界で生き残ってきたので、世間やビジネスの厳しさを少しは知っているつもりだったか、どうやらあまかったようだ…

何もかも自分たちで用意しなければならないのか

「新しい会社では、最初から飛ばしていくぞー!」
単純な私はこのように考えていたのだが、現実は想像と全く違っていた。

何しろこの会社の運営資金は社長のTさんが親から借りてきた200万円のみ。
無駄使いしていたら事業資金はあっという間に底をつくことになる。
(例えて言うのであれば、ガソリン切れ寸前の自動車みたいなものだ。)

従って、まず最初に始めたのが会社のホームページ案の作成からだった。

「俺、営業しに来たんだけど…」
こんな気持ちが全くなかったかといえば正直ウソになる。
しかし、そんなことを言える雰囲気ではないし、言っている場合でもない。

「営業以外にいろいろとやることがあると思うけど、同時進行で営業の準備も進めるか…」
そんなふうに思っていた私は更なる衝撃の事実を知ることになる。

それは、DM(ダイレクトメール)を発送したり、テレアポをかけたりするためのリストを自分たちでピックアップして作成するというのだ!

考えてみればリストもただではないので購入すれば高い費用がかかるのだが、過去の営業会社では当たり前のようにリストが用意されていたので驚いたし、ピックアップの手間を考えるとゾッとした。

このようなことが毎日毎日出社するたびに増え続ける日々だった。

通常ではあり得ない雇用条件

当然、雇用条件も普通の人であれば到底受け入れられないものだった。

まず、フルコミッションで固定給なし。
売れなければ1円も報酬は発生しないという約束だ。

更には、交通費も自己負担だし、驚いたのはDM(ダイレクトメール)を発送するときの切手代も営業担当である私が負担することになった。(これに関しては、のちのちDMを発送するときになって初めて知ったのだが…)


更に、雇用契約書もなければ、外交員としての業務委託契約書も用意されていない。
つまりは完全な口約束のみの状態なのだ。

「もともと知り合いとはいえ、何の書面も交わさないのはお互いのためにならないと思うのですが…」

一度だけ社長にこう言ったが、「忙しいので時間のあるときに対応します」と言ったきりになってしまっていたのだが、次から次へとやることが出てきてお互い忙しい中、いつの間にかあやふやになってしまった。


「こんな調子で大丈夫なんだろうか…」
流石の私も30半ば過ぎて失敗して路頭に迷いたくはなかったので、頭の中を不安がよぎったことを今でも覚えている。



次回からは更に踏み込んで、スタートアップのリアルを書いていこうと思います。


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