いつもの習慣で週末もいろいろなブログなどをチェックしてたら、営業マンとして見過ごせない内容の記事をアゴラで見つけました。

それがこの記事です。

【参考】普通のストローを1本200円で売る方法 — 林 けんいち – アゴラ

非常に読みやすい上に、面白い内容になっていますので必ず読んで、自分なりの考えをまとめた上で記事をこの後の記事を読み進めてください。(こう言っても読まない人が多いんだよな…)

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この記事に感じた違和感

林けんいちさんが執筆した普通のストローを1本200円で売る方法という記事で伝えたいことは、「売る側のやり方次第で、何でも売ることができるよ!」ということです。

もちろん、記事の読者を飽きさせないため、趣旨を理解しやすくするためという意図があるとは思うのですが、それにしても納得いかないというか、違和感を感じたところが多かったんですよね。

ですので、該当部分を引用しながら、何が納得いかないのか、どこに違和感を感じたのかをお話しします!

原価の400倍というぼったくり価格が及ぼす悪影響

ストローを売る話

林けんいちさんの記事内にはこうあります。

仕入れは100円均一ストア、200本入で100円のストローパックを仕入れて、それを1本200円で販売するという事になりました。

出典:普通のストローを1本200円で売る方法 — 林 けんいち – アゴラ


いやいやいや、この価格設定って完全にぼったくりやん!

確かに上代(売値)は200円ですので、たいした金額ではありません。ですから、ストローを購入した人がローン地獄になることも、自己破産に追い込まれることもないでしょう。

でも、こういうことを気軽に営業に携わる人間が書くべきではありません。

現代マーケットの営業に対する猜疑心や警戒心は半端ないですから、これを読んだ消費者は「やっぱり、営業に携わる人間は信用できない」と感じるからです。

あと、こういう内容を読んで「そうだ!やる気になったぜ!」という営業マンもいません。若いビジネスパーソンになればなるほど、「そんなアコギなことはしなくないな…」のように考えるからです。

ですから、「誰得の記事なんだ?」と、私は感じました。

200円のストローで「売れないものはない」に違和感

記事内にはこうあります。

『商品が悪いから物が売れない』と言ってる人で、これより悪条件な人を見た事ありません。

出典:普通のストローを1本200円で売る方法 — 林 けんいち – アゴラ


確かに原価の400倍ですから、条件が悪いことに間違いありません。
しかし、ここで考えなければならないのは「上代の200円」です。

ちょっと、ここでみなさんに質問があります。

財布の小銭を道にぶちまけて、その中の100円玉2枚がドブに落ちてしまったとします。では、このときに汚いドブに手を突っ込んでまで100円玉2枚を探しますか?

家計簿をつけていたら、200円どうしても合いません。どんなに考えても家計簿をひっくり返しても、どこで誤差が発生したか判明しません。では、この200円の誤差がどうして生じたか、何時間も何日も原因を探し続けますか?

私であれば、ドブに落として「あ!やっちゃったよ…」とは思っても絶対に拾いません。また、家計簿で200円の誤差が発生したら多少は考えますが、「誤差」として処理して終わらせます。

もう何が言いたいか分かった方も多いと思いますが、200円という金額は「簡単に諦めがつく金額]
でしかないんですよ。

ハッキリ言えば、「このストローを売り切らないと、先輩にめっちゃ怒られるんです。お願いします!買ってください!!」って拝み倒せば買ってくれるレベルの話なんですね。

この話を例に「世の中売れないものはない!」なんて言われても…

売れない営業パーソンに対して「売れないものはないよ!」というヒントとして送る話としてはレベルが低すぎます。

結局は1本200円ではない

記事全文を読んだ方は分かると思いますが、最終的には3本セットに、ストラップとネックレスをつけたセットを200円で販売しています。

1本200円じゃないやん(汗

ブログ記事はタイトルが読まれるか読まれないかを分けますので、「タイトルで釣る」という手法ではあるんでしょうけど、それにしてもね…

結局、「営業に携わる人間って調子がいいな…」とか「なんだ、やっぱりな…」って読んだ人をがっかりさせるだけです。

私に言わせたら誤魔化しですね。

ストローセットが200円で売れた理由

さて、これで終わったら記事に対する違和感を述べただけですので、ここからは、私なりにストローセットが200円で売れた理由を上げてみたいと思います。

是非、あなたも自分なりに考えてから、この先を読むようにしてください!

大学の学際という信用

まず、一つ目は大学構内の学園祭という信用があるという点です。
学際に「悪徳業者が入り込んでいるかも…」と警戒する人はいませんからね。

分かりやすく言えば、この200円のストローセットをどこかの路上で販売したら…
ね、絶対に売れないってわかりますよね。

学園祭バイアス

学園祭というのは「楽しいことがあるんじゃないか?」「出会いがあるのでは?」と、少なからず期待している人が集まってくるわけです。

そこに、焼きそばなどのありがちな出店ではなく、スーツに白手袋をした店員がいる店を出せば、注目を集めるのは決して難しいことではありません。

「何だろう?」と思った人に声をかければ、取りあえず簡単に店まで連れてきて話を聞かせられますからね。

これも、どこかの駅前などでやったら、誰も寄り付かないというのは説明するまでもありませんよね。

200円はパフォーマンスに対して支払われている

ストローを購入した人の100%が、ストローセットに200円を払ったのではなく、店で繰り広げられている面白おかしい寸劇に対して「面白かったし!」と払っています。

繁華街とかで大道芸人の出し物が終わった後に、「丸い気持ちや四角い気持ちを頂けたら嬉しいです!」といって見学者からお金を貰っているのをみたことがあると思いますが、今回のストローの話はそれと同じです。

それ以上でも、それ以下でもありません。

まとめ

アゴラに気になる記事があったので取り上げてみました。

最後に大事なことを言いますが、こんなネット上の1記事からだっていろいろと学べることがあるわけです。そう考えると、営業のヒントなんて身の回りに溢れていると思いませんか?

また、世の中の情報を鵜呑みにするのではなく、「本当にそうなんだろうか…?」」と疑ってみるもの大切です。何故なら、情報を出す側は何かしらの意図を持っていますので、自分の都合のいい内容にするからです。


※ 念のため言っておきますが、この記事を取り上げたアゴラや執筆者の林けんいちさんには何の恨みもありません。あくまで記事を読んでその内容に対する見解を述べただけです。

少々厳しい取り上げ方になりましたが、関係者の方々で目にした人がいても恨みっこなしでお願いしますね!