組織というのは難しいものです。

特に創業から携わっていると、組織の成長と共にいろいろな問題が発生するので「組織は生き物だな。本当に難しいや…」と実感します。

ひとつ問題を解決すると、必ず次の問題が待っていますからね。

3期目に成長期に入った会社はグングンと成長していくのですが、厄介な問題が発生してしまいました。

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私が経営コンサルティング会社の営業マンだったときのリアルを可能な限りそのままお伝えしている「法人営業物語」

その問題とはセクショナリズムだったんです。

創業メンバーと新人営業マンの確執

セクショナリズム

私から営業部の責任者の座を奪ったOさんは、仕事が出来て遊びもよく知っているいい人です。ただ、「それはちょっとやり過ぎなんじゃない?」ということをやり始めました。

それは、他部署であるコンサルティング事業部にいる創業メンバーのYさんの徹底管理を試み始めたんです。

確かに創業メンバーのYさんは、自分の持っている能力の割には働かないタイプで、創業当時から社長や私と頻繁に衝突していました。

いい表現を使えば「マイペース」、悪い表現を使えば「梃子でも動かない」みたいな人で、他人からとやかく言われても自分の気分が乗らなければ、絶対に動かない頑固者なんですね。

Oさんが入社してからというもの、営業部の案件獲得数が激増し、コンサルティング事業部がフル稼働しても追いつかないような状況の中でも、Yさんはペースを上がるどころか、のんびりと仕事をしています。

「何が問題なの?フルコミの世界だし、やるもやらないも本人の自由じゃん!」と思った方もいるかもしれませんが、この会社では営業部は契約まで、コンサルティング事業部がその後のコンサル業務と完全分業化していました。

つまり、営業部がどんなに案件を獲得しても、コンサルティング事業部が業務を完了させない限り歩合給が入ってこないという仕組みなんです。

ですから、Oさんは動きの悪いYさんに目を付けたというわけです。

Yさんは、もともと他人からとやかく言われるのが嫌なタイプな上、創業メンバーとしてのプライドもありますから、「なんで入社して数ヶ月の人間に管理されなきゃならないんだ?」と、ますます意固地になってしまいました。

部署同士のセクショナリズムに発展

さて、個人対個人で仲が悪いとか面白くないというレベルであればマシだったのですが、これが営業部とコンサルティング事業部の部署間のセクショナリズムに発展してしまったんです。

原因はOさんのやり方にありました。

通常、他部署の問題に関しては、その部署の責任者の顔を立てつつ問題解決を図るものですが、Oさんは営業部の責任者でありながら、コンサルティング事業部の人間を直接管理し始めたんです。(これには、Oさんの更なる狙いがあったのですが、それに関しては今後ブログで書きますね)

しかも、全然テレアポをしないことを私に注意されたときは言うことを聞かなかったのに、他人に対してはあれやこれや言ってくるということで、「なんなんだ、あいつは?」とコンサルティング事業部のメンバーから感情的に面白くないと思われてしまったんです。

感情が絡んでくると、本当に厄介ですよね。

営業部とコンサルティング事業部はドア一枚挟んで隣の部屋同士でしたが、その間には大きな溝が出来てしまいました…

営業マンに学んでもらいたいこと

「セクショナリズムなんて、どこにでもある話じゃん!」と済ませてはいけません。

営業マンはメンタルが大きく仕事に影響しますので、セクショナリズムによって揉めていたり、よどんだ空気の組織内では、本来の実力を発揮できないからです。

本当の意味で相手の立場になることは難しいですが、お互いが少しでも相手の気持ちになろうと努力することで、セクショナリズムを軽減したり解消することは可能です。

それでも、他部署に対して不満を持っている人はこう考えてみてください。

「あなたはその部署に異動を命じられたらどうですか?」

製造部で営業部に不満を持っている方は、営業部に移動になっても頑張れますか?
逆に営業部の方は製造部に移動になったらどうですか?

こう考えれば、それぞれ大変な仕事をしていることに気が付けるはずです。