営業会社には、必ず売れる営業マンと売れない営業マンが存在しますが、もともとは両社とも営業未経験者からスタートしています。

では、売れる営業マンと売れない営業マンに分かれてしまうのでしょうか。

今日は、その理由のひとつである「視る・観る・見るの違い」についてお送りします。

スポンサーリンク

本人の意識次第で見える世界が変わる

長いこと営業の世界にいましたから、それは大勢の営業マンを見てきましたが、「本人の意識って大切だな~」って、つくづく思うんですよ。

例えば、研修で「プロジェクトx」とか「カンブリア宮殿」などのビジネス番組や、アスリートのドキュメンタリー番組などを使うことがあるのですが、同じものを見ているはずなのに、捉え方や吸収度が全然違うんです。

研修の後に、ディスカッションさせれると、「何も感じていない人」もいれば「単純に感動した人」、「モチベーションアップになっている人」もいれば「明日からの仕事にどのように活かすかまで考える人」などに分かれますからね。

酷い場合には「え、そんな捉え方するんだ(汗」って、言葉を失ってしまうほどズレている人もいますし…

面白いですから、あなたの会社でもやってみてください。

新人営業マンでも「お!いいこと言うじゃん!」と感心したり、反対に「浅いな~」ってレベルのことをいう古参社員が言ったりしますから(笑

3段階のみる

視るイメージ

ここからは、視る・観る・見るの違いについて考えてみましょう!

見る

文章を書くときなどに一番使う「見る」は、正確には「見ているだけ」、違う言い方をすれば「見えているだけ」という状態のことを差します。

売れない営業マンの多くは、このレベルの「見る」であることが多いんですね。

目の前のことやものが見えるのは、人間がもともと持っている能力のひとつを単に使っているだけにすぎません。

面白い話があります。

普通に生活している分には、道路を走っている赤い自動車が気になることはありませんが、「赤い自動車が欲しいな~」と思うようになると、道路の赤い自動車に頻繁に目が留まるようになるんですね。

よく言う「アンテナが立っている」という状態です。

ですから、ただ単に「見ているだけ」の人は、見ているようで何も見ていないんです!

観る

見るが「見えている」のに対して、観るには「自分の意思によって観る」という違いがあります。植物や動物を観察する、試合を観戦するなどに「観」の字が使われますよね。

ですから「見る」が受け身なのに対し、「観る」は能動的なわけです。

ただ、観るは「あ~、面白かった」「感動したな~」のように、何かしら心を揺さぶられるようなことはあっても、大抵は翌日になったら忘れてしまいますよね。

また、よくても観察記録をつけて終わりくらいなものです。

毎日、営業日報を作成していると思いますが、何回見返したことがありますか?

視る

観るよりも、対象のものやことに対して集中しているのが「視る」になります。
「見る」や「観る」よりも、注意して視線を注ぐ感じと言えば、分かりやすいでしょうか。

営業の仕事で結果を出したければ、最低でも「視る」レベルでなければなりません。

「いや~、あんな訳の分からない客じゃあ、決まるはずないわ…」
「やった、超すんなり即決出来た!」

でも、悪い時には悪いなりに、良い時は良い原因を視なければ、営業の仕事は毎回が行き当たりばったりのギャンブルになってしまいます。

それが嫌なら「視る」ことを意識するように心掛けましょう!

まとめ

3段階のみるについてお送りしましたが、いかがでしたでしょうか。

ちなみに、他にも医者が患者を診察するときの「診る」、新聞などに一通り目を通す「覧る」もあります。

営業マンは、視たくらいで解決しない時は「診る」必要があるでしょうし、情報収集のために「覧る」ことも大切です。

いろいろな「みる」を上手に使い分けたいものですね。