「子どもに就いてほしい職業は?」というソニー生命保険の調査によると、1位が公務員、2位は医師、3位が会社員と看護師、5位が薬剤師だそうです。

※ 6位から下の順位を知りたい方は、以下の記事をどうぞ

【参考】子どもに就いてほしい職業は? – ITmedia ビジネスオンライン

いや~、それにしても「起業家」「子供が成りたい職業なら何でも応援する!」とか「営業マン」って親はいないのかな?(営業マンは絶対になさそうですね…)

ちょっとスルー出来ないと感じたので、この件に関して触れてみます。

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親子共々安定重視のオワコン思考

都庁

念のため最初に言っておきますが、私は公務員の方々を馬鹿にするつもりはありません。何故なら、私は両親が学校の教員という公務員家庭で育ったからです。

それに、霞が関のビルなんて夜遅くまでオフィスの照明がついてますしね。

何のサービス精神もなく、機械的に仕事をしている公務員の人もいる一方で、めちゃくちゃ働いている公務員の方もいるわけです。(本当にご苦労様です)

これに関しては公務員も民間企業も一緒。
やらない人はやらないし、やっている人はやってる。

ただ、私が声を大にして言いたいのは、「たいした目的意識もなく、安定という理由だけで公務員を選ぶ思考」がオワコンだってこと。

親が子供を思う気持ちは解らなくもありませんが、無限の可能性がある子供に対して「将来は公務員がいいよ!」って洗脳するのはもったいないですよ。

親は子供の夢や可能性を潰してはいけません。

※「そんな無責任なこと言うな!好き勝手にやらせて将来食べていけなくなったら責任取れるのか?」という声が聞こえてきそうですが、それに対しては後述します。

安定を求めて彷徨い苦しむ就活生

保守的思考の親に洗脳された結果、就活生達は「公務員」や「大企業」を目指します。

私は仕事で外出する機会が多いのですが、町で見る就活生って本当に苦しそう。それはそうですよ。だって「やりたい仕事」よりも「安定」を重視して就活してるんですから。

考えてみれば「とにかく安定した企業」という理由だけで何十社もの企業に応募する学生を入社させてくれる企業が簡単には見つからないのは当たり前。苦しむわけです。

ただ、銀行、商社、不動産、流通、食品、通信など、異業種の大企業を受けまくっている学生に対して「君は一体何がしたいの?」って思うのは当然ですので、企業側ばかりを責めるのもおかしいと思います。

国の援助の恩恵を受けている業種ばかり

さて、就活生の話から就いて欲しい職業の話に戻りますが、ちょっと気になったことがあるんですよね。

それは、公務員を代表にランキング10位までに入った職業の全てが国の援助(税金・社会保障制度・補助金)の恩恵を受けているという事実です。

ランキング2位の医師について考えてみましょう。

医師は高収入の職業の代名詞的存在ですが、果たして今後の日本において本当に安定して高収入を得ることが出来る安定した職業なのでしょうか。

個人的には非常に懐疑的です。

日本は急激に少子高齢化が進んでいますので、バブル景気の再来のようなことでもない限り社会保険料は増加する一方ですよね。では、現在3割負担の健康保険が5割負担になったらどうなるでしょうか。

間違いなく患者は激減します。
これまで病院に通っていた「診療してもらうほどの病気でない人」はこなくなるからです。

※ 患者が減れば、看護師や薬剤師も割を食うことになります。

もちろん、医師は大変な仕事ですし、なるまでの勉強も半端ではありませんので、中途半端な安定志向だけで選べる職業ではないのは間違いありません。

しかし、今後も「安定した職業」という認識を持つのは危険です。

先ほど、「後述」と言ったのは、上記の医師の例でも判りますが、ランキングに入っている職業が今後の日本において安定した職業とは限らないからです。

最後に

公務員比率がめちゃくちゃ高いギリシャが破綻したのを覚えていますよね。

リスクを追わずに安定ばかりを求めれば必ず衰退を生みます。
そういう意味では、日本は間違いなく衰退に向かって一直線です。

あと、本当に子供が可愛いのであれば「安定」を勧めるのではなく、「リスクある人生」でも応援してあげる覚悟を持つことだと思います。

でも、あれだけ酷い状況の東芝が「上場廃止」程度で済みそうな社会の日本ですから、「大企業に入れば安泰だ!」と思うのも致し方ないのかもしれませんね。

中小企業だったら、即倒産ですから…