お人好しに営業マンが務まらない理由

営業マンを20年もやっていると、数えきれない程の新人営業マンの入社に立ち会います。

しかし、私が身を置いていたのはフルコミ(完全歩合給)の世界。

普通の会社のように固定給も、社会保険も雇用保険もない「売らなければ地獄行き」という環境でしたので、入社してきた新人営業マンの90%は1ヶ月以内に消えていきます。(更に残りの10%の中の更に10%が最後まで生き残れるかどうかの世界)

そんな状況を見ていて気が付いたことが「お人好しに営業マンは務まらない」です。

どういうことか説明しますね。


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営業マン募集をカウンセラー募集と偽る営業会社

私が過去に所属した営業会社で、営業マンの募集を「カウンセラー募集!月収100万円以上可能!」と偽って広告を打っていた会社がありました。(その会社も会社ですが、その文言で広告を作成した広告代理店も酷い)

その当時、「自分の成長のために環境を変えなければ!」と考えていた私は、上記会社が「怪しい」と思っていながらも、「家から近いこと・月収100万円以上可能」という2点だけで入社を決めました。

「実際に入社してみないと内情は判らないしな。研修受けてダメダメだったら辞めればいいし」
こんな感じだったと思います。

ところが、この会社は私が想像していた以上のブラック企業だったんです!

研修で新人を洗脳

その会社は個別指導付きの学習教材を販売する会社だったのですが、面接は完全に学習カウンセラー育成の体で行われてしました。

「学力が落ちている日本の子供たちのために!」
こんなことを研修担当者も研修に参加している新人も真面目な顔をして宣うわけです。

「おいおい、どうしちゃったんだ、これは(汗」

集客のために死ぬほどテレアポをしなければならないこと、「売る」のが仕事の営業マンだということに完全にブラインドをかけたまま研修が続いていきます。

「いつまで、こんな訳の分からない研修が続くんだ?」と思ったので、「すみません、いつからテレアポさせてくれるんですか!?」と質問したら、明らかに研修担当者の顔が曇ったのを今でもハッキリと覚えています。

ちなみに、配属後にマネージャーが飲みに連れて行ってくれたときに「カウンセラーとかなんとか言ってますけど、ぶっちゃけ教材販売ですよね!?」」と噛みついたら要注意人物扱いされました(笑

でも、カウンセラー育成研修を真に受けていた同期10数名のうち、後に生き残ったのは私1人だけ。
お人好しな同期は営業マニュアルの暗記やテレアポをクリアー出来ずに消えていきました。

お人好しが営業マンに向いていない理由

現実的
ここまで読むと「随分、疑い深い人ですね…」とか「日本の未来や教育に関心が無いんですか?」と思われる可能性もありますので、念の為弁解しておきます。

まず、本当はバリバリの訪販の会社で「売るのが仕事」の営業マンを募集しているのに、「カウンセラー」と偽って募集をかけたり研修をする方が酷いと思います。

また、日本の未来や教育に関心は持っていますよ。
私の両親は教員でしたからね。

ただ、本当に教育に携わりたかったら教員免許を取って先生になるべきだと思います。

校内暴力で荒れに荒れているときに苦労していた両親の姿を見て育った私は、「中途半端な人間に教育を語る資格なし!」という考えなんですね。

ですから、教材販売会社が教育について研修でうんちくを語っていることに対して虫唾が走ったというわけです。


そろそろ話を戻しますが、お人好しは営業マンに向きません。
何故なら、営業の世界は理不尽なことの連続だからです。

例えば、新人営業マンにも平等にチャンスが回ってくると思っているのはお人好しですよ。

美味しいアポはトップセールスから成績順に振り分けられますので、新人に回ってくるアポは消化試合のようなクソアポです。

営業所長の「これ、いいアポだから!」を真に受けてクソアポに振り回されるくらいなら、「アポは要りません!」と断って質のいいアポを自分で取るくらいでないと生き残れません。

また、商談相手のお客さまの「いいお話しなので前向きに検討します!」を信じて保留にしていたら、契約なんて10商談しても1件も生まれませんからね。

「売るためなら何でもやる!」
こんなタイプじゃなければ、厳しい営業の世界を渡っていくことが出来ないと肝に銘じてください。

まとめ

最後に。

私が言っているのは「違法なことをやれ!」とか「オーバートークをしてでも売れ!」という意味ではありません。
「リアリストになれ!」という意味です。

現実を直視し、それに対応する人だけが営業マンとして売れるようになれるのです。


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